選挙の行方 その4

前回音楽4団体が今井、生稲を支援すると表明した件について書いた。補足説明をしておきたい。どの団体に所属しようが個人的に特定の政党を支持する自由はある。だが色々な政治信条を持っている個人の集合体である関係団体が何の事前連絡もなく自民党を支持する声明を出したことが大問題なのだ。生稲は夫婦別姓には反対を唱えている。自民党もLGBT法案等に消極的な姿勢を見せている。音楽はジャンルに関係なく多様な心情とマイノリティをも取り込んできた経緯がある。音楽関係者はその経緯を思い出すべきだ。早速アジアンカンフーの後藤正文が中心になって抗議文を出した。その全文が彼のブログから読むことができる。コロナ禍で音楽関係者がつらかった時SAVE THE SPACEという運動がおこった。その時自民党議員は見向きをしてくれなかったという。今回の声明も業界団体が政権与党にすり寄って経済的な利益に預かろうとする意図が見え見えである。演奏者もその支持者も表現の多様性がそんなところから崩れていくことを自覚すべきである。
どうか投票に行っていただきたい。・・・・以下同文