ウチナンチュウの思い

地震と台風が交互にやってきて人を翻弄する中、人が組織に勝利した出来事があった。沖縄知事選である。
玉城デニー氏が政権支援候補佐喜真淳氏に勝利した。基地問題を争点からぼかし、携帯電話料金の値下げなど金で釣る作戦に出た候補が敗れた。ウチナンチュウの思いを感じた。故大田昌秀沖縄知事が「沖縄は日本ですか」と記者団に問いかけた。基地問題を沖縄だけの問題にしては駄目なのだ。北海道にもオスプレイが飛来した。凄い騒音だったと聞く。恒常的に生活、安全が脅かされることを想像しなければならない。他人事ではないはずだ。現政権は選挙結果には関係なく辺野古移設をすすめるという。玉城デニー氏は県民投票を実施して徹底抗戦に出るらしい。応援したい。
二度ほど沖縄に行ったことがある。本土ではなかったが、それでもあの透き通る青い海とサンゴ礁がコンクリートで固められてしまうのだと思うと心が痛む。
朝鮮半島の情勢も大きく変化している。イージスアシュアなど本当に要るのか。ネットショッピングで「ポチッ」と押すような感覚で言いなりに高い買い物させられている。新しい基地を作る必要が本当にあるのか、もう一度考えてみたい。