ミス・ユニバース

米国代表のサラ・ローズ・サマーズがミス・ベトナムは英語を分かるふりをする。「カンボジア代表は英語を全く話さない。カンボジア語を話す人は誰もいない。」と発言し物議を醸しだしている。単に英語を母語としているだけで天狗になる白人バカ女がいることに唖然とする。あえて白人と書いたのは有色人種に対する差別も見え隠れするからである。ミス・ジャパンが出場していたかどうかは知らないが、いたとすれば日本語を話す人は誰もいないはずである。カンボジアだけの問題ではない。固有の文化に対する侮辱である。英語が現在世界で比較的通じやすいのは国力の問題であり。アフリカではフランス語が公用語の国が多く中南米ではスペイン語の国が多い。
その過去の文化的な遺産の上に胡坐をかいているサラ・ローズ・サマーズなる人物は容姿に自信があるのであればPlayboyのカバーガールをやればいいのである。知と美のの最高峰とうたわれているミス・ユニバース世界大会などちゃんちゃらおかしい。
嘗てアメリカ人のミュージシャンとライブの在り方で議論になったことがある。ここが日本であることなどお構いなしに英語でまくしたてられてコミュニケーションが取れなかったことがある。サラ・ローズ・サマーズの件と同質の問題が有ったことを思い出した。

参考図書
イデオロギーとしての英会話 ダグラス・ラミス
二つのオリンピック  ロバート・ホワイティング
英語を勉強する際の日本の制度上の問題と、白人至上主義を鋭く突いている。カナダに帰ったマークを思い出した。辛かったんだろうな・・・・・。