団扇と扇子

高市早苗総理は自分の言葉で語ろうとする。国会答弁でも官僚の作成した文章を読み上げるだけでなく自分の言葉で語ろうとする。それは評価しよう。だがついつい本音が出てしまう時が有る。内輪
の会合であれば許されるが国会の場で外交問題である場合には許される問題ではない。外交センス
が欠如していると言わざるを得ない。台湾に戦艦が派遣された場合には日本の存立危機事態に該当するという見解を示した。日中友好条約を締結して約50年、歩みは鈍いが両国国民の総意を蔑ろにする発言である。そもそも台湾は国ではなく一地域である。その事実は日本もアメリカも承認している。失言に対してトランプからの援護射撃はないばかりか梯子を外される状態になっている。アメリカにとって中国はディールの大事な相手。日本は鉄砲玉の子分である。関税交渉を見ていれば分かる。中国も台湾が独立する動きを見せない限り武力介入などする気は1ミリもない。台湾の与党民進党も時折独立を口にするがその筋に対するリップサービスであり大半の国民も現状に満足している。アメリカも単独では中国と事を構えることなどない。基地提供を初めとする日本の協力が不可避なのである。となれば存立危機事態の鍵は日本自身が握っていることになる。中国総領事の発言も言語道断であるがSNSで再生回数を稼ぐ愚論には冷静に対処したい。中国政府は日本への渡航を再考する様国民に流した。観光面でも打撃であるがこれが経済面の交流に影響が出てきた場合には日本の経済は立ち行かないのは目に見えている。俳優菅原文太は生前政府の役割は二つあると言った。一つ、国民を飢えさせない事、一つ戦争を決してしない事・・・・文太兄貴総理なってくれ。