失言レストラン

清水健太郎のデビュー曲に「失恋レストラン」という曲が有る。1976年の曲なので若者は知らなくても何ら恥じることはない。政治家が失言をする時、それはレストランでアラカルトを頼むのに似ている。今回の2品は重厚なソースで食べる肉料理の風情である。
井上義行参議院議員
ご存じ安倍総理の元秘書で統一教会の絶大なる後押しで当選した男である。統一教会の会合で井上先生は喰口になりました・・・と万雷の拍手で迎えられているビデオがワイドショーで繰り返し流されていた。その井上が山上被告に「親の財産の事で苦しむなど甘ったれるな・・・。自分は大根一本で一週間暮らした」と説教を垂れている。こんなことを言う感覚が全く分からぬ。救済法が成立したことでもう免罪符を得たとでも思っているのであろうか。鈴木エイト氏はこの件で取材を申し込んでいる。井上は甘ったれではないのでちゃんと取材を受けてくれるのだろうな。この男に後五年税金で給料を払わねばならぬと思うと胸やけがする。
麻生財務大臣
このお大尽は失言と言うよりは確信犯である。過去の有名フレーズ「ナチスに見習え」はある意味で本当に実行されている。俺くらい大物になると誰も口出しできないんだよ・・・はははと言う事らしい。今回は「防衛増税は国民の理解を得ている」発言である。国会閉会後の閣議決定で決めただけだ。議会民主主義を根底から覆す発言である。この発言も胸やけがする。それもそのはず「胃の上」だ