岸田総理の欧米漫遊記

外交の岸田である。華やかな外交の舞台でフラッシュを浴びるのが好きである。5月に開催される広島でのG8の根回しもあるが一番重要なことはバイデン大統領の靴を舐めることである。会談の際には手土産が必要である。三嶋がカレーおかき、壼阪がバームクーヘンを持ってくるように岸田総理もバイデン大統領に手土産を持って行った。防衛費GDP2%まで増額、敵基地攻撃能力など戦争を出来る国への体質改善という豪華なお土産である。これらの防衛3原則の改定は国会閉会後に閣議決定でなんら審議なしで決められた内容である。国会で審議などしていたら今回の日米首脳会談に間に合わないと見たからだ。本末転倒も甚だしい。今までの防衛方針を根底から変えるのに国民の意見は全く反映されていない。マスコミも北朝鮮のミサイル発射や台湾有事をあおる報道が目に付く。素人考えであるが台湾有事はある条件がそろわない限り発生しないと考える。中国が台湾を攻撃する時は台湾が独立を主張する時だけである。蔡英文率いる与党民進党でも独立を視聴する勢力は少数であることと中国が実利を考える国であることがその根拠である。台湾には半導体の世界的企業TSMCがある。ここにミサイルを撃ち込んで焼け野原にするとは考えづらい。もっと有効的に利用しようとするはずである。実際もう株式の半分を取得しているとの情報もある。島国であるためロシアがウクライナに侵攻するようには中国は台湾を併合できないという。軍事装備的の問題なのでここでは省く。
重要なことはもし戦争をするようなことになった場合自衛隊はアメリカ軍の指揮下に入ることになる。北朝鮮のミサイルが飛んできても着水してからアラートが鳴る情報網である。アメリカの衛星情報に頼らざるを得ない。すると怖いシナリオが考えられる。アメリカの防空衛星システムで例えば北朝鮮のミサイル発射の兆候が有ったとする。アメリカから「ちょっと、北朝鮮脅したれや」と指示が来ないとも限らない。1発でも発射したら何百発ものミサイルが飛んでくる。日本の未来はない。