楢山節考

今村昌平監督の映画で緒形拳と坂本スミコが熱演している。簡単に言うと姥捨て山の話である。素晴らしい映画であるが同時に胸が痛くなる映画でもある。ある人間の言葉でこの映画の事が脳裏を掠めた。
成田悠輔。イエール大学の助教授という肩書であるが、日本で言うと助手と言う待遇である。まず経歴詐称であると言っておきたい。この男あるインタビュー企画で「社会保障を議論しなくていい世界にするためにある年齢で集団自決を」と言い放った。オレオに元ネタI got rtythmが有るように曽野綾子が2016年2月12日号の週刊ポストで「高齢者には死ぬ義務がある」と述べている。皆いつかは死ぬことは知っているし時には愛する者の為には替わって自分が死んでも良いとさえ思っていることが有る。だがこのように政策的に「死」が語られるとなんと薄っぺらく感じる事か・・。
お国の為に敵艦に突っ込む特攻隊の発想と限りなく近い。