1984

村上春樹の「1984」ではなくジョージ・オーウェルの「1984」の方である。シネマ・ストリップと言う映画の紹介ラジオコーナーがあってそこで紹介されていた。映画の方は見たことがないのだが新旧2作あってそこで紹介されていたのは1984年に制作された新作の方であった。解説を聞いていて小説の内容を思い出した。ディストピアの話である。国民は権力に完全に支配されている。究極の支配は国民自ら選んでいると思わせることである。情報は真理省なる官庁が管理しており主人公は公文書の改竄を仕事にしている。チョコレートの供給量が10%しか増えていないのに15%増えました・・・・のように政府に都合の良いように数字を改竄するのである。
ここで、あれ!・・・と思うのである。どこかの国の統計改竄の話に酷似しているのだ。