10月3日。米木今年lazy最後となるライブの日、精算時お客さんから本をプレゼントされた。[札幌「映画」生活史1975-2024]というタイトルである。お客さんとは初対面である。僕も時々映画に関する雑文を書いている。その中の「男と女」に関するコメントに共感したということで上記の本を頂くことになった。今度ゆっくり映画の話でもしましょうとその日は分かれた。昨日著者門脇さんがlazy に寄ってくれた。話したいことはいっぱい有る。その本の構成は第一幕映画生活という映画に関するエッセイ、第二幕が1975年から2024年までのベスト映画、ワースト映画になっている。僕は10年以上映画館に足を運んでいない。映画が嫌いになったわけではないのだが、生活サイクルと視力が映画に向かなくなってしまった。ある年度から知らない映画のタイトルが増えてくる。門脇さんの文章には映画に対する愛情にあふれている。中学生のころから鑑賞した映画のコメントをまめに残している。記憶を定着させるに文章にするに越したことはない。僕は読了後門脇さんにトークショウ的なものができないかと提案してみた。飲みながら話していると色々な切り口が浮かんでくる。最近ミッシェルグランのドキュメント映画が上映されていた。ルグランが音楽を担当している「シェルブールの雨傘」「想い出の夏」「華麗なる賭け」などについて話してもらいその音楽を生演奏でやる。たとえば・・・。シェルブールの雨傘にもクラッシックの元ネタがあると聞いた。だがルグランの音楽が素晴らしすぎてそのことに言及する批評家は誰もいなくなったと教えてもらった。ジャズには原曲に新しいメロディを載せる手法がある。映画にもある。「七人の侍」と「荒野の7人」の関係である。一部有名なシーンを取り入れる「戦艦ポチョムキン」と「アンタッチャブル」のリスペクトに満ちた関係性もある。門脇さんの師匠はウディ・アレンと聞いた。最高傑作は「アニーホール」という。主演のダイアンキートンが最近亡くなった。ここ最近ミソジニー問題が喧しいが新しい女性の生き方を提示した傑作である。ダイアンキートンは「ゴットファザー」にも出演していて昔ながらの極道の妻を演じていると思っていた。門脇さんの解釈は違っていた。アルパチーノに問いただす場面がある「貴方も関わっているの」アルパチーノは否定し部屋から出ていく。そこでダイアンキートンは新極道の妻を演じているというのである。なるほど思った。お互いに飲みながらこういう話をするのが一番楽しいですねという定番のエンドロールで締め括られた。何とかトークショーを実現をしたいと思っている。
付記
上記の「札幌映画生活史」門脇繁著¥2200興味持たれた方取次いたします。ご連絡ください
