巣籠日記その7

5月28日、8時起床。体に朝だという事実を認識させるためにすぐ朝食を食べる。体内時計をカタギ時間に安定させるためである。その後新聞を一通り読み、ブログの原稿を入力する。更新は店に行かないと出来ない。不便であるが敢てそういう環境にしてある。その後散歩を兼ねて少し遠回りをして店に行く。庶民の暮らしぶりを見聞するためだ。外出自粛要請が緩和されてからマスクをしている人の割合が減ったように思う。自宅に張り紙で「素手でドアを触らないでください」と書いてあるのを見た。こういう文面を見ると物流関係の人はめげるのだろうなと思う。バスターミナルで小さなマスクをしている人を見かけた。思わず「アベノマスクですか」と聞いてしまった。そうだという。先週届いたらしい。不良品が出たことで500人体制で8億円もかけて検品している。配達率まだ2割だという。今からでも辞めて医療関係に予算回すべきではないか。今も昔も日本政府は一度始めたことはメンツにかけて辞められない。先の戦争もミッドウェー海戦の敗北で終戦を迎えられれば日本国の形は今とはずいぶん違ったものになっていたはずだ。少なくとも岸信介が戦犯から政権の中枢に入りCIAと手を組みアメリカの国益を最優先させる政策に舵を切ることはなかっただろう。そして孫の安倍晋三が政権を握り行き当たりばったりのコロナ対策を取ることもなかったのではないかと思うのである。マスクを見ただけで思わぬ方向に話が行ってしまった。こういう展開をjazzっポイと言うのではないだろうか。一目見ただけでアベノマスクとわかると言う事はマスクもある意味では一流だ。米木のベースも一音で分かるが同じ意味合いだろうか。米木の音は大きいがアベノマスクは小さい、小さすぎる。ビキニサイズの紐パンに見えてしょうがないのである。その人も髭がピンピンとはみ出ていた。はみ出ていたのが髭でよかった。他のものがはみ出ていたなら公序良俗違反で捕まる。
店でブログとライブスケジュールを更新しメールの確認もする。CDの予約もライブの予約も残念ながら入っていなかった。有事でなければ鈴木央紹のライブスケジュールを入力した日に予約が殺到したものだが今後の店の行末を暗示するものであった。ただ一件嬉しいメールが来ていた。救済CDの感想である。「ながらでは聴き流せないクオリティで店にいるようでした」とのコメントを頂いた。今日はこのコメントを抱きしめて寝るとしよう。
付記
トピック欄も読んでください。