灰皿を外に出しておくと中の吸殻が無くなっているという怪奇現象が続いていた。僕の気のせいかとも思っていたがそうでもないらしい。クリスファー・ノーランの「インターステラ」における不可逆性の時間と重力場の歪みが原因の異次元空間の出現とも考えられる。書いていて自分でも何を言っているのか分からないが映画を見た人はああ・・あれねと理解してもらえると思う。先日お隣の焼鳥屋のご主人に何か知りませんかと相談したことがあった。ご主人は他の店のママさんにも善意で灰皿をきれいにしてくれている人はいませんかと聞いて回ってくれた。その筋の情報である。この界隈にシケモク拾いがいるそうである。コンビニも前によくいるということであった。戦後にはよくいたのは知っているが今の時代にほんとうにいるんだと驚いた。新しい戦後という標語が現実味を帯びてきている。30年も生活水準の上がらないのは最早個人の責任ではない。謎は解けたが何かすっきりしない。
