As it is

Jazzライフ2022年2月号を見ている。執筆陣による2021年ベストアルバムのコーナーで長門竜也氏が本山のインプロソロアルバム「インシデンタリー3」を選んでくれている。個人的にはインプロより曲をやった時の本山の方が一日の長があると考えている。
コロナの第一波の時本山が自分の音源で良ければ売ってしのいでくださいと言ってくれた。米木、楠井、小松らと演奏しているものの中から厳選してCDRを作成した。其の一枚をピアニストの荒武が購入してくれた。荒武はその後アウルウィングレーベルを立ち上げ新進気鋭のミュージシャンや埋もれていた音源を発掘してCD化している。今回の本山のソロアルバムリリースの懸け橋になったことは嬉しい限りだ。「塞翁が馬」とはこういうことだと昔漢文で習った。CDの内容については牛さんのライブコメントを参照してほしい。曲について本山自身がコメントを書いている。ミスティの曲で深夜の米木とのセッションの事が触れられている。今でも米木の言った一言は覚えている。
是非本山の成長ぶりを聴いていただきたい。
通信販売もしている。下記の要領にてLAZYのライブ予約欄よりご連絡いただきたい。
料金 2500円
購入方法 下記の口座にお振込みください。
北洋銀行 札幌駅南口支店 普通 口座番号3624418 名義ヨシダ ナオシ
郵送致しますのでご住所もお知らせください。

バブルガムミュージック

日曜の夜村上春樹がDJを務める「村上RADIO」と言うラジオ番組がある。今週の特集は「bubble-gum music」。バブルガムブラザーズと言うグループもあるので何となく想像はつくがこういうジャンルがあることを初めて知った。68年から70年初期に流行したキャッチーなメロディ。シンプルなコード、能天気な歌詞のポッソングの総称だ。そのほとんどはプロデューサーのなんとかさんとシンガーソングライターのなんとかさんが制作したものであるらしい。こういうところでは知ったかぶりはしない。かかる曲は聴いたことが有るし、グループ名も何グループかは知っている。レコードは一枚も持ってはいない。だが知っている。と言う事はかなりヒットしたと言う事である。時代はベトナム戦争があり大学紛争があり、激動の時代である。音楽界はジミヘンやドアーズやツェツペリンなどアート志向の音楽が主流だと思っていた。ところがヒットしていたのはバブルガムミュージックだったのである。その落差に改めて驚く。一曲目がかかった。「何とか」の「何とか」と言う曲であった。村上春樹は曲紹介で何度も念をおす。「本当に軽薄な曲ですから・・・」どう考えてもこの辺の音楽が重要と考えてかけているとは思えない。1910フルーツガムカンパニー、アーチーズ、オハイオエクスプレス、50年以上前の音楽であるがよく覚えている。これらのグループは山谷の日雇いの様にかき集められたスタジオミュージシャンがフライドポテトを上げるように『一丁上がり』とヒット曲を量産していく。メガヒットしたグループはそのままレギュラーグループと化しワールドツァーにも駆り出される。1910フルーツガムカンパニーも来日したらしい。対バンはピンクフロイド。舌平目のムニエルに食べ放題のキャベツが付いてくるようなひどい組み合わせだ。いくら激動の時代とは言え「まあまあ、あまり肩ひじ張らないで楽しくやりましょうや」という人種は少なからず居ると言う事である。これはいい悪ではなく。事実である。本当に能天気な歌詞の曲があった。浜辺に座って綺麗な姉ちゃんの胸と尻を見ていりゃ最高さ・・・その時何万キロ離れた海岸には海兵隊が上陸している。村上春樹はジヤズの店を経営していたのでジャズは詳しい。一部のロックも詳しい。クラシックも詳しい。この種のポップス音楽に詳しいのは学生時代レコード店でバイトをしていたことによるらしい。
ロシアがウクライナを進行している時に何故「バブルガムミュージック」なのか。いつの時代も能天気な音楽は存在する。それは音楽における民主主義と呼んでよい。それとたまには気軽な音楽で気晴らしようよ。二つの意味で春樹さんは「バブルガムミュージック」を選んだのではと思っている

ウラジーミルの印象

ウクライナ問題全般を語るだけの見識は持ち合わせていない。只嘗てのプーチンは政治家としてはかなりのやり手であるとの印象を持っている。「やり手」と言う意味はいい目に出るか、悪い目に出るかは保証しない。勿論今回は最悪の目である。だが絶対権力を手にしてからは一気に無能になってしまった。さもありなんだ。ちょっと脅せば何でも手に入ることになれば有能である必要はないからだ。落語に「目黒の秋刀魚」と言うネタがある。初めて庶民の味、秋刀魚を食した殿様がもう一匹食べたくなって家来にその準備時間を与えるために「もう一度、後ろを向いていようか・・・」と言った話である。ウクライナのゼレンスキー大統領は秋刀魚は用意しなかったと言う事である。
ロシアが行っている行為は紛れもない侵略であるが大義名分は「親ロシア派住民」の保護である。このセリフは1939年ポーランドに侵攻するときの大義名分「白ロシア人とウクライナ人の保護」と同じフレーズを平行移調したものである。
プーチンの事を「ウラジーミル」と呼ぶとパーカーの事を「チャーリー」と呼ぶくらい違和感がある。そしてどうしてもあの人の事を想い出してしまう。
「ウラジーミル。君と僕は同じ未来を見ている。…ゴールまでウラジーミル。駆けて駆け、駆け抜けようではありませんか」
晋三君である。27回会談して北方4島に3000億プレゼントしている。確か秋田犬も進呈している。合計3000億4万5000円になるはずだ。2014年のクリミア併合時には安倍政権は北方領土問題でプーチンと交渉しているつもりであったので経済制裁には加わらなかった。今回岸田政権は経済制裁に加わった。国際社会は日本は北方領土を諦めたとみなす。せめて秋田犬だけでも返還してもらおう。
僕は音感が良くないので「ウラジミール、共に駆け抜けよう」に聴こえたが「共に抜け駆けよう」だったのだと思う。ウクライナ侵攻があった日、晋三君は民放に出演し支援者からウラジーミルと友人だったら侵攻を止めるよう助言してくれとの依頼が多数あったと嬉々として喋っていたとの事である。
プーチンはああ見えて洒落者である。お洒落な人間は見えないところに金をかける。
「裏地、見る・・・」
金がかかるとこは脅せばよい
付記
You tubeライブハウス放浪記に取り上げてもらった。その際多くの方からカンパを頂いたようである。製作者より先週頂いた。お名前をお一人づつ挙げるのは控えさせていただくがこの場をお借りして御礼を述べさせていただきたい。
ありがとうございました。
松島&岡クインテットのライブがマンボウに加え大雪で大打撃。メンバーの帰りの航空券繰り替え費用の一部に充当させていただきます。尚、火野正平氏は気を良くし「もう一本取ろうや」と言ってくれているが製作者は今回限りで・・・と言う事であった

2022.2.18  「バップ、いいスね」

松島啓之(tp)岡 淳(ts)本山禎朗(p)柳 真也(b)原 大力(ds)
松島と岡そして原は、若き修行時代のバークリーで被っていて、帰国後はよく顔合わせをしていたとのことである。その頃から時を経てこの3人が顔を揃えるのは随分久しいとのことらしい。因みに東京から来るミュージシャンの話によると、ホームでの共演機会がなくても、ここLBで再会を果たすことがままあるらしい。言わばレア盤のようなライブを私たちは目の前にする機会を得ているということができる。今回もそのケースと言ってよく、LBライブ史上、Saxではまだ見ぬ最後の大者の一人というべき岡の参加という貴重な編成となっている。終演時点から物申すのも妙ではあるが、たまたま横にいた柳が「バップ、いっスね」とはしゃぎ加減の笑みをもって一言発した。彼が初めて演奏したというモブレーの「Rall Call」のことを言っているのだろう。筆者もライブでこの曲を初めて聴いた。突き抜けていく松島と悠然とウォームな岡のブレンドは、「バップ、いっスね」で勝負ありだ。20世紀半ばの黄金期に敬意を払うかの熱演である。開演に時に巻き戻そう。オープニングは「You Are My Everything」、多分松島の選曲だろう。トランペットが輝きに輝く。2曲目は岡のペンなる「Only One」、岡によれば“My One&Only Love”のチェンジを拝借しつつ原曲の“Only”と“One”を抜き出してタイトルにしたそうである。後で原が「リハ演らんかったらヤバかった」というナーバスな曲である。バラード指定席の3曲目は「Darn That Dream」、何故か最近この曲を最近よく耳にする。そして4曲目は先の「Rall Call」だ。2回目は如何にもハンコックらしい曲想の「Driftin’」で開始。続いて松島の「Treasure」、何度か聴いて耳に焼きついてしまった。3曲目は「If You Could See Me Now」、どういう訳かこの曲を聴くとH・メリルの歌唱を思い出してしまう。最後はK・ドーハムの名作「Lotus Blossom」に汗が飛んだ。喝采に乗ってアンコールは「I’ve Never Been In Love Before」。岡の参加は効き目十分のGroovin’ High!。
後日、札幌は記録的大雪となったので、その前にこのライブを聴けたのは実に幸運であった。一方、ドラムを務めた原にとって後に控えた3Daysが直撃されたのは不運としか言いようがない。歩道も閉ざされる中、意を決して中日のLa Coda with原を覗いてみた。原曰くバッチ(Bach)やチョピン(Chopin)など普段は演らない楽曲においても、原ワールドは至って揺るぎない。さすがの原師匠である。なお、本文に一度も触れていない本山については、別の機会に譲ることにしたい。
(M・Flanagan)

冬季オリンピックの印象

大手新聞社の一面記事は全てオリンピック関連である。スポーツ新聞かと言いたい。これは全世界に他の問題よりスポーツが大事という間違ったメッセージを与える。現在国会も会期中であるがテレビもラジオもオリンピック中継である。ラジオでフイギアの中継を聴いてもイメージが掴めない。羽生選手が4回転半ジャンプ失敗しても犬が三回回ってワンと鳴く程度にしか伝わらない。せめてラジオくらいは国会中継を放送してほしい。コロナ対策を含め自分たちの生活がどうなるかが審議されているのである。下らない議論もあるがそれも含めて国民として知っておきたい。札幌は折からの大雪で除雪が追い付かない。そういう中大通り公園のオリンピックのモニュメントだけはすぐさま掘り起こされたと聞く。市民にアンケートも取ると言うがそれが開催の是非に反映されることはない。形作りである。開催費用は算出されているが一度決まってしまえば東京オリンピックの例にもれずマツコ・デラックスの様に膨らんでしまうはずである。その負債はオレオのコード進行の様に回りまわって札幌市民にソロが回ってくるのである。市民団体から札幌オリンピック反対署名が回ってきた。あのIOC委員や甘い汁に群がる中抜き業者を肥え太らせることには断固反対なので署名した。決してウインタースポーツが嫌いなわけではない。道産子なのでスキーもスケートも腕に覚えがある。大蔵山シャンツェのランディングバーンも、札幌オリンピックの女子大回転コースも富良野のWカップコースも滑ったことが有る。Jazzギターよりははるかに上手い。話がコースを外れた。フィニッシュさせる。ジャンプスーツ問題やスケートの審判肩入れ問題は運営方法の問題なのでいろいろ疑問はあるがここで論評するのは控える。気になることは選手の精神性の在り方である。メダルを逃した選手が詫びを入れる。今回の高梨沙羅選手の様に本人は何の落ち度もなく素晴らしいジャンプをした。だが謝るのである。東京オリンピックマラソン銅メダリスト、円谷幸喜選手は重圧に耐えかねて自ら命を絶った。戦後日本は民主化された。ところが個人は対等ではなく「集団と秩序への貢献」で評価される風潮が残っている。それが一部、スポーツ選手のDNAに組み込まれている。日の丸背負ってウイニングランするのは日の丸の鉢巻きを締めて敵艦に突っ込むのと裏表の関係に見えてしょうがない。
高梨沙羅、そしてこれからも出るであろう第二、第三の高梨沙羅を小野田少尉にしてはならない。
付記
トピック欄もご覧の上ご支援お願いいたします。

ライブ持続化CD発売 vol12 松島啓之&岡淳Quintet

ライブ持続化CD発売 vol12 松島啓之&岡淳Quintet
2月13に現在感染者数は札幌では前週対比で減少傾向になったが予断は許さない。ミュージシャンでも軽症ではあるが感染者が出ている。僕は幸い、悲しい独り身なので店さえ休めば完璧な隔離生活を送ることができる。そうは言っても良いライブの興奮と言う禁断の果実の味を知ってしまうと後戻りができなくなる。今回もまん延防止特別措置法下での開催と言う事になる。僕はコロナマッチョではないのである危険を冒すのを承知でやっている。中止にするとミュージシャンの仕事を一週間単位で奪う事になる。だが決行すると赤字を被ることになる。結構毛だらけ猫灰だらけではなく決行赤字だらけになる。
今回の企画は昨年からの持ち越し企画である。松島に二管で来てもらうとしたら誰が良いかと聞いた。岡の名前が挙がった。二人は故俵山のバンドでフロントを務める旧知の中である。そこに大御所原大力も参加してもらう。「わかっちゃいるけど、辞められない」という気持ちを察していただけると助かる。そうは言ってもこのご時世積極的に来てくださいとは言い難い。いらっしゃれない方の為にライブCDRを販売させてもらう。ご支援を賜りたい。

対象 12月18日又は19日松島&岡quintet 現在の段階ではどちらか一日。公式記録員の都合による
料金 予約ライブチャージ代
購入方法 2月22日までに下記の口座にお振込みください。
北洋銀行 札幌駅南口支店 普通 口座番号3624418 名義ヨシダ ナオシ
郵送致しますのでご住所もお知らせください。
家内手工業生産による受注生産になりますので多少お時間かかりますことを予めご了承ください。

マンボウ日記 vol3

折からの大雪で自宅は階段の所だけは雪掻きしないとならない。サボると段差が見えなくなりスキーのゲレンデ状態になる。以前にその状態で凍ってしまい氷壁を這って登るような姿勢で出入りしていたことが有る。ところが最近は店に行く時間にはコンクリートが出るくらい綺麗に雪掻きがされているのである。共有部分は全くなく僕しか使わない階段がである。あまりに綺麗で気持ちが悪くなるくらいだ。誰かの恩返しかもしれないが鶴や亀を助けた記憶はない。
店の方は路面店なので入り口前は自分でやらなければならない。腰痛を庇いながらいやいややっている。積み上げた雪で道路からは店のドアーは見えない。歩道は寸断され歩行者はつるつるの車道を歩かなくてはならない。歩きなれた道は曇った眼鏡で歩くよりも裸眼でゆっくり歩く方が安全だ。一昨年滑って転んでノートパソコンをダメにした。今日はライブがある。少なくとも演奏者は来るので日本語のリハビリの日になる。近所の店も途中から戦線離脱し休業する店が増えている。マンボウにドカ雪、JRは二日間一本も動いていない。休みたくもなる。
演奏中除雪が入った。こんなことなら雪山を道路の方に崩しておくのだったと後悔する。除雪作業を眺めていると道路の向こうに4人の人影が見えた。腕章をして手にはバインダーを持っている。時短の調査員だ。ワンクルーに一度は見回りに来る。店内を見られると面倒だ。音を消してシャッターを閉める。息を殺してゲシュタポの去るのを待った。アンネの気持ちが良く分かる。幸い除雪・レッドマン中だったのでこちら側には渡って来られないので助かった。
昨日大石学からメールが来た。米木が貞夫さんとホールでタキシード姿で演奏している動画があるから面白いので見るようにとの事だ。回線がつながりづらく次回にチェックすることにした。皆さんからよくこんな通信環境でパソコン動かしてますね・・・と言われるがそういうところは気が長い。こちとら屯田兵の末裔だ。臥薪嘗胆、欲しがりません勝つまでは・・・である。TPの松島から電話が入った。16日からのライブの移動、ホテルの確認である。JRは14日から全線開通の予定である。こういう事は心配してもきりがない。Que sera seraである。
東京でも札幌でも身近に感染者出ているがお互いに流れ弾に当たらないね・・・と笑い合う。まだその余裕がある

マスク論争

高梨沙羅の失格問題の是非が問われている間にあの問題が再燃している。2020年4月安倍晋三総理は全世帯に布マスクを配布すると表明した。その経費260億。ところが作りすぎて8200万枚の保管費が6億。廃棄費用が6000万である。ところが有効活用できないかと言う意見が安倍サイドから出てきた。雑巾やらカイワレ大根の苗床などの活用案が出てきた。こういう事を恥の上塗りと呼ぶのだ。
国会の場でも議論されていた。提案型野党を自称する維新の会はマスク5枚で産着1着作れるとサンプルまで見せて自慢していた。戦時中の物資がない時に座布団で防空頭巾を作ったのとはわけが違う。提案型とはこの程度か・・・。失点は最小限に抑えるのが国民への義務ではないのか。側面から政権を擁護している。
再配布の希望を募ったところ2億8000万枚の申請があり厚生省は調整に追われている。このコロナ対策で猫の手やムカデの足も借りたい時に職員は泣きながら敗戦処理の仕事をしている。再配布にはまだ10億掛かると言う。それで不足している抗原検査キットどれだけ準備できるのだ。 
安倍総理に近い議員が「ただなので貰っておけ」と恫喝し自治体担当者もそれでは「・・・・枚くらい貰っておきましょうか」との軽いノリで引き受けたところも有ると言う。ところが当の安倍総理は恥じるどころか「もっと早くやってもらえると良かった」などと在庫一掃セールにご満悦である。
茨城県では6万枚の希望を出した。土浦市は公共施設でマスクを忘れた市民の為に配ると言う。そんなアホな市民が何千人もいるとは思えない。大半は備蓄目的である。「びーちく」と言う言葉は何となく胡散臭い。倉庫の場所が移動しただけでほとぼりが冷めたころに結局廃棄と言う事になるのではないか。その際移動費、保管費、廃棄費用がすべてかかることは言うまでもない。
安倍総理は稀にみるバカ殿である。
まだこうした発言が許される社会ではあるが。
ロシアンジョークがある
「フルシショフは馬鹿である」と発言した市民がKGBに検挙された。市民は係員に「罪状は侮辱罪か」と聞いた。職員は答える「いや、違う。国家機密漏洩罪である」

マンボウ日記 vol2

マンボウ体制になって10日ほどになる。覚悟はしていたが客足は全く途絶えている。先週は金曜日までお客さんは2人である。一日二人ではない。通してて二人である。折しも大雪、真冬日の連続。虚しく灯油だけが減っていく。2月2日燃料油高騰に対する政府対策の広報が新聞に全面広告で載っていた。小売価格の高騰を避けるための制度で価格を下げる制度ではないと明言している。店と家のタンクを満タンにするとびっくりする金額になる。大体この制度石油元売り業者の5000万の政治券献金に対する見返りの要素が強い。ピート・シーガーは歌うであろう「金はどこへ行った」小売価格には全く反映されていない。土曜日はそこそこ人が来た。結構な差し入れもあったので大宴会になってしまう。それはそれで気をもむところである。近い所での感染の話も聞くようになった。演奏だけを聴いているだけならあまり問題は無いと考えるがこのジャズ関係者の「ええじゃないか、えじゃないか」体質が問題ありとは思うのである。コロナ対策のワクチン接種よりもこの「バカチン対策」のワクチンを打ったほうが有効である。僕も尾身茂会長の様に率先して打つつもりでいる。本当にわかっちゃいるけどやめられない・・・である。
僕自身店が人との接触の出島である。それ以外イエズス会宣教師のように禁欲的な生活を営んである。酒も飲まずタバコも吸わずひたすら求道的な読書に没頭しているのである。ところがあの「打ち上げ」という儀式が始まった途端その仮面が剥がされるのである。
おお神よ・・・禿げた子羊を救いたまえ

婚約破棄

映画「卒業」のラストシーンである。キャサリン・ロス演ずるエレンに対する愛情を確信したベン(ダスティ・ホフマン)は結婚を阻止するために式会場の教会に向かう。途中運悪くガス欠になる。ベンはそこから式場に向かって激走するのである。間に合うか・・・ベン・・。着いた時には式はもう始まっていた。ベンは二階のガラス越しに「エレン・・・エレン」と叫ぶのである。気が付いたエレンも「ベン」と叫び周りの家族を押しのけて教会を脱出する。二人はたまたま来たバスに乗り込む。満面の笑顔である。映画的にはめでたしめでたしで終わる。
だが現実的に残された新郎はいい面の皮である。
そんなことを思い起こさせる会見があった。立憲の泉代表が「参院選は共産党との連携を白紙に戻す」と発表したのである。公党同士の取り決めを一方的に破棄した。先の衆議院選で象徴的な選挙区があった。東京8区である。共産党候補が野党共闘の名のもとに立候補を取り下げ立憲の吉田はるみ候補が幸勝し大物議員石原伸晃氏を引きずり下ろすことができたのである。
泉健太氏は野党第一党を引っ張る器ではない。実際維新にその座を奪われつつある。本当に信義にもとる行為をしてくれたものだ。無銭飲食と変わりない。
政治の世界でもjazz界でもこういう行為をするものは許せない。
それにしても参院選は困ったことになる。