選挙戦watching3

ライブ前の時間なので詳しいことは書けない。甘利明 幹事長の選挙演説である。
「私は日本を率いてるという自負があります。私がいなければ日本が立ち行かないという自負もあります。でもそれを共有してるのはごく一部です。経済界は全員わかってますよ。関係官界もわかってますよ。優秀な教授陣は全部わかってますよ。でも世の中の人はほとんど分かってないんです」
この発言をどう判断するか。審判を下してほしい。

選挙戦watching 2

10月6日までは自民党単独過半数か・・・との見出しが大手新聞の一面を飾っていた。ああいう記事が出ると選挙に行く気がしなくなる人が出る。僕も落胆した有権者の一人だ。一昨日のNHK7時のニュースでは選挙関係は主なニュースの6項目の4番目であった。昨日7日は主なニュースの6項目から選挙関係が無くなっていた。日本の将来を決める重大事項のはずなのに国民の関心を呼ばないように番組編成がされている。NHKは政府広報と化している。ところが潮目が変わってきている。新聞報道も野党善戦の記事が多くみられるようになった。アンケート調査のサンプル抽出方法に各社が疑問を持ったのではないかと思っている。2,3割あると考えられている不動票の行方が繁栄されづらいからである。麻生副総理の温暖化で北海道のコメが旨くなった・・発言には呆れる。大物自民党議員山崎拓氏が辻元清美候補の応援演説をしたことで自民党内でも物議をかもしている。各地で自発的な野党共闘が生まれている。流れが変わってきている。自民党は共産党を叩くしかない戦術である。投票率が上がれば勝てる希望がある。
僕は支持政党をもたない。ただ最低民主主義を守る人に日本の将来を決めてほしいと思うのである。
追記
今日から壼阪健登と若井俊也も来てメインイベントの二日間である。昨日は西村匠平が学生に交じって素晴らしい演奏をしてくれた。内容とは裏腹に集客は厳しいものがある。是非トピュク欄もご覧の上ご支援を賜りたい。

ライブ持続化CDR販売vol9 壼阪健登

緊急事態宣言は解除になり通常営業が可能となったが冷え切った男女関係のように客足は元には戻らない。そんな中、通常営業最初の大催しが壼阪トリオをメインにする7daysになる。休業補償金を原資とし経済を回すべく月一回の博打興行を敢行している。そうは言ってもいずれ弾は尽きる。ワクチンを打つつもりで早めのご支援を賜りたい。
壼阪を初めて聞いたのはまだ慶応の学生時代だ。今まで若くて上手いプレイヤーは何人も聴いている。壼阪の場合は鉱山でダイヤモンドの原石を採掘していたらティファニーですぐにでも販売できるダイヤの指輪が出てきたという感じであった。こういう経験は35年前初めて池田篤を聴いた時以来だ。兎に角音色が美しい。その美しい音色でアイラーの「ゴースト」をやったりする。アンジェリーナジョリーがスパイになってアクションシーンを演ずるようなものである。その一端でも聴いていただければと思うのである。バックも若井俊也、西村匠平と若手の腕ききをそろえている。
対象 10月29日,30日壼阪健登trio
料金 予約ライブチャージ代
購入方法 下記の口座にお振込みください。
北洋銀行 札幌駅南口支店 普通 口座番号3624418 名義ヨシダ ナオシ
郵送致しますのでご住所もお知らせください。
家内手工業生産による受注生産になりますので多少お時間かかりますことを予めご了承ください。

選挙戦watching1

これだけ負の材料が出そろっているのに自民党単独過半数の選挙予想が出ている。正直言って驚いている。セシルテイラーplays bossa nova未発表音源見つかる・・・位衝撃的である。
参院静岡補選に野党が競り勝ったが勝ち方が良くない。投票率が45%と極めて低い。通常低投票率は自民に有利に働くが静岡県の場合は特殊要素が働いている。他県の事なので詳しいことは良く分からないが元々連合が強い上に知事が野党候補を支援し組織力で勝った。立憲民主と言うより国民民主の力で勝ったと言う事らしい。野党共闘の機運が高まり政権交代の熱気が高まったわけではない。
だいたい枝野代表の行動がおかしい。結党した時のあの大演説の思いはどこへ行った。連合の顔色を伺っているようでは風は起きない。自党の当選者数を微増させることにしか興味がない様に見える。志位委員長と山本太郎代表と3人で接戦区の応援に行き大きなうねりを起こしてほしい。投票率を上げ無党派層を取り込まなくては勝てない。
明日から若井俊也、西村匠平、壼阪健登ら若いミュージシャンが1週間色々なセットで演奏してくれる。ライブには来てほしいが選挙にも行ってほしい。日本の将来が掛かっている。

選挙と報道

半世紀前巨人が全盛期だった頃、他チームのフアンから半分やっかみの恨み節が漏れていた。
「巨人は10人で試合をしている」と言うのだ。10人目は審判だ。王がバッターボックスに入っている。ストライクともボールとも判断付かないきわどい球が来る。王は見逃す。審判は一瞬迷った挙句「ボール」とコールする。あの選球眼の良い王が見逃すのだからボールのはずである。と言う落ちである。
前回のNHK日曜討論で令和新選の山本太郎氏が消費税減税は可能であるという説明をしていた。法人税減税額と消費税が殆ど同額であるというクリップボードを提示した時カメラが切り替わりそれを写さないカットに変わった。山本太郎氏はそれに気づき体の向きを変え側面のカメラにボードを提示し「ちゃんと映してください」と要望した。その数字は自民党が隠しておきたい数字だったからだ。自民党は審判NHKもチームに入れ10人で野球をしている。
島根選挙区の話である。この選挙区は元官房長官長老自民党・細田博之氏VS立憲・亀井亜紀子(あきこ)氏の一騎打ちだったはずだった。ここに主婦で無所属の新人亀井彰子(あきこ)氏が突然立候補した。新人亀井彰子氏は300万円の供託金を支払い、選挙後半戦になっても第一声がない。立憲亀井あきこ氏は記名方法を「あきこ」から「亜紀子」に変えざるをえなかった。同姓同名の場合「亀井あきこ」表記分は比例配分されるからだ。明かに選挙妨害である。
これはロシアで行われた選挙妨害と同じで民主主義国家から後退している証拠でもある。ロシアサンクトブルク市議会選では同じ名前の人間が3人立候補し顔まで似ているおまけがついている。
Dappiと言うアカウントは個人を装っている。しかし自民党の金が流れている法人組織であり今回の選挙前にも河合夫妻の贈収賄事件の世論操作にも関与していたことが分かってきた。国会の代表質問でも取り上げられていた。ところがDappiなる言葉は大手新聞、テレビには全く取り上げられることがない。政権与党が「汚い世論操作」をしていた事実が次々と明るみに出ている時、「選挙に悪影響が出るといけないから報道を控える」という態度は、本末転倒である。多分年配の方はDappiなどと言う用語は知らないで選挙に行くはずである。選挙後のバラエティ番組化した選挙速報はいいから現在の問題点をちゃんと国民に知らしめる報道をしてほしい。
「タカ&トシ」もギャグを変えなくてはならない。「欧米か」ではなく「ロシアか」の方が相応しい。
公約が与野党の「ばらまき合戦」という報道もあるが意味合いが違う。例えば公明党の「18歳以下の子供のいる家庭に10万円支給」という公約がある。公約の中身の是非はさておく。なぜ今なのかである。野党の公約なら話は分かる。公明党は連立与党の一翼を担っている。何時でも施策はできたはずである。それは票を金で買う行為に等しい。
キャバクラに行くとする。60分飲み放題である。55分くらいたつと手を取って太ももに乗せてくれる。そして耳元でささやくのである。「ねえ、延長してくれない」むせるような香水の香りに幻惑されながら思うのである。「なぜ今なのだ、入店した時、太ももくらい触らせてくれてもいいのではないか」と・・・・
そろそろ大人に「 Dappi脱皮」しなくてはならない。

ま・く・ら

「談志が死んだ」という回文があるが今回は柳家小三治である。一落語ファンとしては残念である。残念ではあるがあまり寂しくはない。辛気臭くなっても噺家に失礼な気がする。談志は落語とは「業の肯定である」と一言で要約してしまった。死と言う現実も和田アキ子流に「笑って許して・・」で済ましても怒られない気がするのである。ある時布団に入ってから眠りに入るまでの時間がもったいないと思うようになった。年取って命根性が汚くなったせいである。まず本は論外である。電気がついていると寝むれないし、昼、嫌になるほど読んでいる。目は休ませなければならない。音楽も寝つきが悪い。ロックは勿論だめだがジャズも気になって眠れない。良く分からないクラッシックは寝るためにはジャズより有効だ。フランス語の朗読も向学心が頭をもたげてくると頭がさえてくる。そこで落語に行きついた。テンポの速くない滑稽話がよい。柳家小さんの「将棋の殿様」とか古今亭志ん生の「寝床」なんかを聴いているといつの間にやら笑いながら寝ている。時々こういう風に死ねたらなあ・・・と思うのである。
ここまでがまくらである。柳家小三治はまくら話の名人でもあった。僕が生で落語を聴いた唯一の師匠が柳家小三治である。山下洋輔トリオとのコラボと言う凄い企画であった。小三治が話す。それに反応して、たぶん反応しているのだと思う。トリオの演奏がある。その演奏を話でひろう。・・・その繰り返しでことは進行する。まくらの話は今でも覚えている。バイクに乗ってツアーした時の話であった。小三治はバイクも音楽にも詳しい。勿論正当な古典落語をちゃんと聞かせる高座も務めるが先のような企画や自分で歌を披露しながらの高座と言う新しい試みにも挑戦する師匠でもあった。
ジャズミュージシャンには落語フアンが多い。小山彰太さん、林栄一さんなど。なぜ多いのか考えてみたい。落語も同じ「禁酒番屋」であっても演者によって全く違う。お客さんの反応で高座の出来が変わるなどジャズと共通する要素が多い。山下洋輔さんのように落語の「寿限無」を曲にしてしまった例もある

落語家による推薦著作
「ま・く・ら」柳家小三治
多彩なまくら話を一冊にまとめた本。落語を聴くように読める。
「談志が死んだ」立川談四楼
談志門下には筆の立つ師匠が多い。談志が死んだ時の顛末を弟子の談四楼が小説にしてしまった。談志の戒名は「立川雲黒齊家元勝手居士」うんこ臭いと読む。
「現在落語論」立川吉笑
若手落語家が現代における芸能の生き残りをかけて落語とは何かを問い直した論考
「落語的学問のすすめ」桂文珍
関西大学での講義をまとめた本。こういう講義なら絶対眠くならない。試験は創作落語を作ってもらう事。それを文珍が演じて笑いが多ければ「優」

2021.10.13  大口・林4 Jazz Advancing

大口純一郎(p)林 栄一(as)秋田祐二(b)伊藤宏樹(ds)
いきない脱線しよう。先ごろ亡くなったR・ストーンズのチャーリー・ワッツは自称“ジャズをこよなく愛するロックドラマー”だ。彼は少年時代にジャズに魅せられたものの、家にドラムを買える余裕がなく、そこで彼はバンジョーを改造してスネア代わりに練習を積んだという逸話がある。そういう出自をことさら美化するつもりはないが、後に名声を博するか否かに拘らず、おそらく50年のキャリアを重ねる演奏家の中にはそれに類する体験者がいると思われる。飽くまで想像でしかないが、演奏を聴いていていると林さんにもそういうことがあったのではないかという気になる。林さんのライブに接した機会は決して多くはないのだが、林さんに付き纏うイメージは長らく変わっていない。それは一貫してアンダーグラウンド感が漂っているような印象である。いわば公のルールでは裁くことの出来ない天賦の資質と言ってもいい。この日も演奏から演奏外の何か得体の知れないものを感じていた。筆者にとってそれが林さんなのである。一方の大口さんにもそれを感ずるのだが、溢れだす閃きは両者に共通していてもその質感には差異があり、それを直に味わうことはライブの重要な面白みである。それにしてもこの方たちのエネルギーはどこから湧き出してくるのか。数多くの音楽データが蓄積されているお二人の筈だが、おそらく“今日はこれまで以上にベストな演奏をする”、そういう演奏覚悟のようなものがエネルギーの出どころではないかと思えるのだが、どうだろうか。まぁ巨匠評は二の足を踏むもので、本文は欠員レポーターのトラとしてチャーリー・ワッツに援護して貰った次第である。演奏曲は「Goodbye pork pie hat」、「Four in one」、「You don’t know what love is」、「回想(林)」、「Better get hit in your soul」、「New moon(大口)」、「What is this thing called love」、「ノー・シーズ(林)」そしてアンコールはブラジルもの。上昇しながら構築する曲も、横へ横へと流れていく曲も独自性に溢れていたと思うのであるが、おしなべてタフな演奏の連続だった。従って、ベースもドラムスも心身ともに運動性量が限界に達していたのではないかと思われる。上手いこと言えないが、おどろおどろしさに咲くファンタジーがこのライブだ。
 実はこのライブ、カニBAND北海道ツアーの谷間に嵌め込まれた唯一のカルテット企画である。そこに惹かれて来られた人もいたようであるが、分かるような気がする。
ところで「Jazz Advancing」とはいまなお前進して止まない御大に捧げた標題である。その出典はセシル・テイラーの「Jazz Advance」だ。芸術家の家計簿は知名度ほどにはアドヴァンスしていないんだろうな(泣)。
(M・Flanagan)

ネット工作

毎日数人のツィッターを読んでいる。作家、学者、ジャーナリストが多い。フォロワーとしてミュージシャンの意見を目にすることもあるがその種の情報を集めることが主目的ではない。その筆者が良くリツィートしている人が「この人がお勧め」みたいなコーナーに出てくる。ある時良く分からないで設定を変えると「お勧めコーナー」に全く意見を異にする百田尚樹や竹中平蔵が出てくることが有った。今考えると頻繁にアクセスして違うアカウントに導く行為ではなかったのかと思う。
Dappiなるアカウントでネット世論工作を行っているのではとの疑いがある。国会の代表質問でも取り上げられていた。このアカウントは個人名義ではなくウェブサイト制作会社の程を取っている。株式会社ワンズクエストと言う名前までは分かってきている。ここに自民党から大金が流れ込んでいるのである。もし与党が金と引き換えに現政権に好意的な世論形成の裏工作をしているとしたらロシア、中国と同じである。民主主義が維持されている国であればトップの辞任は当然であるが新聞テレビの反応が全くない。眞子さまの結婚話ばかりである。
実際の選挙戦でもデマ情報を流し野党共闘体制の足を引っ張っている。公明党の山口代表は「共産党は天皇制を否定している」と発言し甘利幹事長も今回の選挙は「民主主義を選択するのか共産主義を取り込むのかの選択だ」と選挙の争点を全く違うところに持っていこうとしている。勿論贈収賄の件はほっかぶりしての話だ。「盗人にも三分の理」と言うがこの人に「民主主義」と言ってほしくない。共産主義を収容所が至る所にあったスターリン時代のロシア、文化大革命時代の中国、或は知識人が皆殺しにされたポルポト政権下のカンボジアをイメージする様仕向けている。ある学者が志位委員長に「共生党」みたいな名前に変更してはと提案したが志位委員長は丁寧にしかも断固として断ったと聞く。小林旭ではないが「あなたがさがしてくれるの待つわ・・・♫昔の名前で出ています」と言う事だ。連合の女性代表芳野氏も野党共闘に水を差す発言を繰り返している。そんな中、you tubeで心強い動画を見た。芸能人が連帯して選挙に行って政治を変えようと言っているのである。知っている芸能人は二人しかいなかったがアッパラパーだと思っていたローラも名前を連ねている。一気にローラのフアンになる。地下鉄でローラが映っている中吊り広告を見るが確か永久脱毛サロンだ。応援はしたいが黙っていても抜けるので必要ないかな・・・投票率が変われば日本は変わると信じている。政権担当能力はあるのか・・とも言われている。ここまで我慢したのだ。多少のごたごたは大目に見る。
ライブハウスでも拙い演奏はある。誠意をもって演奏してくれると愛情を持って聞くことができる。そうこうしているうちに良い演奏家になることもある。良いリスナーと良い国民はそんなに差がないと思っている。

給付金と内部留保

給付金と内部留保
企業の内部留保が480兆円になる。960円のエビフライ定食を毎日食べたとしたら何年食べ続けられるか計算すると良い。僕には暇がないのでまだ計算していないが・・・。その原資は税制の直間比率の是正という名目で行われた法人税の減税である。そしてその穴埋めに徴収されたのが消費税でその75%を賄っている。福祉の為に使うと言う号令は真っ赤な嘘である。我々が豆腐買ったり醤油買ったり、時にはエロビデオ見たりしてコツコツ払った税金である。財務大臣は「経済を回す」という。だが消費税と言うのは消費することへの罰則と言う側面がある。煙草の例が分かりやすい。煙草をやめる理由は健康の為が一番多いがどんどん上がる金額にもある。1960年代の7,8倍の値段になっている。こんな体に悪いものを吸う奴には重税を課してやると言う戒めである。だから消費税には福祉の為と言う綺麗な衣装を着せて町の置屋に出しているのである。財務大臣は言う。「消費に回らず貯蓄に回った」10万円の給付金を出した際のコメントである。だが企業の貯蓄「内部留保」は手つかずで残っている。減税分は株式配当と内部留保である。株式など金融資産の運用で生活する富裕層はごく一部である。そしてそこには分離課税で最大20%までと言う税制の優遇がある。コロナ禍にあっても従業員の給与あるいは設備投資には全く回らなかった。経済が回る筈はない。
10月15日に緊急事態宣言が解除になり通常営業はできるようになった。
休業や時短営業の際は給付金が出る。Lazyの様な零細な店は一時的に給付金成金状態になる。ところが曲は簡単には終わらない。思わぬところにコーダマークが付いているのである。休業している時、収入はゼロである。それでも家賃光熱費など固定経費はかかる。それを給付金で補填して生活している。ここ二年店の営業収支は大赤字である。普通は給付金で補填して残った部分に課税されると思うのである。ところが営業収入の赤字はそれはそれとして・・・・給付金全額に雑収入としての税金がかかるのである。貧民層へのある意味で分離課税である。勿論国保、僕の年だと介護保険の算定基準にも関係してくる。今日のNHK日曜討論で立憲の福山幹事長がそのことに触れていてくれた。僕はここ一年半給付金を内部留保としない方針でやって来た。具体的に言うと月一回は東京のミュージシャンを呼び地元のミュージシャンとの交流の場を設ける。一回の企画で1週間単位になることもある。交通費、宿泊費が掛かる。その部分だけ考えると大赤字になる。何もしないで息を殺して生活するのが一番長生きできる方法だとは知っている。だが店の延命だけを考える生活は楽しくない。来年の4月の周年記念まで大催しのスケジュールは決めた。三年ぶりの米木康志、本田珠也のコンビネーションを味わい尽くす企画である。コロナ状況にもよるがここまで支えてくれた方々に恩返しをする日を作りたいと考えている。そこまでは何としても頑張るつもりである。店が桃色吐息状態になろうとも・・・。あれ色が違う・・青色吐息だ。最近目も弱って色弱傾向がある。

デジタル革命

 

つい最近までガラ携を使っていた。少数民族の気持ちが少なからずわかる。

4日前思い切ってスマホに変えた。「来年の3月で現在使用している機器は使えなくなります」という案内が毎月来ていた。現在乗り換えるとそこそこのスマホ本体が無料になるらしい。電話とメールしか使わないのであと半年頑張っても良かったのだがここ一年半困ったことが時々あった。休業補償の申請をする際告知状況を写真で添付しなければならないのだ。毎回撮影班のM山に写してそれをプリントアウトして持ってきてもらっていた。税務署まで同行してもらい確定申告書類を写してもらったこともあった。温厚なM山は怒りはしなったが「写真くらい、自分でできないですかね」と顔に書いてあった。それがどうだ。今は自分で映してパソコンに転送してそれをUSBメモリーに移し替えコンビニでプリントアウトできるのだ。「散切り頭を叩いてみれば文明化開化の音がする」と言う経験を実感している。

最後まで添い遂げてくれた電話機はバッテリーが弱っていて電源がない所では使えなかった。持ち運びができる軽量の家電と言ったほうが適切であった。それが今なら外でも電話がかけられる。「今外から電話しているのだけれど・・・わかる」と思わず自慢したくなってしまう。

ガラケー携帯は契約から設定までT恵がやってくれたものなので廃棄できない。

T恵は15年前lazyを手伝ってくれた子で26歳で亡くなった。亡くなる直前のメールもその中に保存されている。