米を巡る政局

自分はパンはほとんど食べない。時々麵類は食べるが米頼りの食生活である。店で使う物も有るのでついでに毎日スーパーの米棚を眺めている。まだ安いコメは出てきてはいない。前回書いた陰謀論は流石に眉唾物だとは思うのであるが何か匂うのである。あの御用ジャーナリスト田崎史郎が小泉進次郎をほめちぎっている。内容はチェックしなくてもこれは要注意なのである。茨城選出の福島伸亨という衆議院議員がいる。無所属で信頼に足る人物である。この議員のインタビュー番組を見た。ある地方公務員と連絡を取った時、小泉進次郎から連絡が来たという話を聞いたという。県名は伏せられていたがある時期ななれば必ず2000円台の米があるスーパーに並ぶのでその写真を取って送ってほしいとの依頼であったという。1回目の随意契約は大都市の大手流通との間でまとまってしまった。二回目は地方都市の中小の会社に落とさせるシナリオのようである。完全に出来レースである。スーパーで買い物をしたことが有る人ならわかるはずであるが目玉商品が無くなった時、例えば豚肉でも良い。その商品が無くなった時バーゲンはそれでおしまい。他の豚肉が安くなるわけではない。備蓄米がブレンドされることもなくそのまま店頭に並べば2000円台も夢ではない。そして公約通り2000円台の米を店頭に並べた事実が殊更強調して語られるであろう。小泉進次郎のSNSでその事実が拡散されるならば一時支持率が上がることも予想される。森山幹事長ら自民党幹部が企んでいることは米価引き下げに成功した進次郎ブームに乗っかって衆参同時選挙による巻き返しである。この見立はあながち間違いではないと思う。減反政策の見直し等の今後の日本の農業政策を変革する構想はまた先延ばしされ日本は完全に一流国から滑り落ちる。