Gate way

Gate way1位: 高輪 8398票
2位: 芝浦 4265票
3位: 芝浜 3497票
4位: 新品川、泉岳寺 2422票
6位: 新高輪 1275票
130位: 高輪ゲートウェイ 36票
新しいJRの駅名が決まった。高輪ゲートウェイ・・・・・うむ…違和感がある。
問題はいくつかある。何のための公募だ。一応皆の意見は聞くという形式だけは見せて実はお上のお達しである。控え・・控えおろうという役人気質。なぜ高輪ではだめなのか聞きたい。
そしてそれを受け止める側のにわか広告代理店的な意見の横行。
「ネーミングそのものの評価はともかく、悪趣味な煽りで注目を引いたことは成功と見なして良いんじゃない」
ちょっと上から目線で違いが分かる女を演出する、バカボンでなくてブルボンでなくてブルゾンちえみのような物言い。 高輪ゲートウェイという名前にはブルゾンちえみの様な芸名と同じ匂いを感じる。
順番は間違っているかもしれないが目黒、大崎、五反田、恵比寿、品川、高輪ゲートウエイ・・・・どう考えてもバランスが取れていない。どうせなら韻を踏める駅名に変えたらどうだという意見を見た。
品川ブロードウェイ、大崎ミッドウェイ五反田ゲッタウェイ恵比寿ゴーイングマイウェイ
一番西は渋谷あたりだろうか
渋谷way out west。コルtraneにお乗り換えの方は3番ホームでお待ちください。

街角情報室 その5

札幌円山動物園に象が来ると新聞にあった。まず驚いたのは動物園に象がいないこともあるのだという事実。動物園に行けば「象」と「ライオン」と「キリン」はいるものと思っていた。V9時代の巨人のように王、長嶋、広岡は必ず試合に出ているものだ。王がいなくても巨人はそこそこ結果を残し、象がいなくても動物園の経営が成り立つ時代になったのだ。
象が来るのは11年ぶりで2007年に「花子」死んでから象はいなかったとある。
「あれっ!」と思う。
半世紀以上前に僕が最後に動物園に行ったときの象も「花子」だった。はっきり覚えている。
叔母がいる。名前を花子という。嫁いできたとき「象の花子さんと一緒だよ」と紹介されたからだ。という事は40数年花子は動物園で長生きしたという事である。乳幼児がいきなり高級な特別養護老人ホームで育てられるようなもので、象にとって生活が保障されない大自然で生きるのと年金生活がどちらが幸せだったかは分からない。
もう一つ「あれっ」と思う事があった。象が来たのはミャンマーである。インドではない。経済のパイプは安倍総理の金ばらまき外交の成果でインドとの方が太いはずだ。
インドにはもうインド象はいないのかもしれない。となるとミャンマーはちょっと悔しいのではないか。
ミャンマーからのプレゼントなのにインド象なのである。
南のJでlazy birdを演奏されたと時の気持ちを察するのである。

腹立ち日記 vol10

ゴーン氏が数千万円の家族旅行の代金を日産側に負担させていた。東京地検特捜部が会社の経費が私的に流用された疑いがあると調査を進めている。特捜部が動くという事は落としどころのシナリオができているという事である。ゴーン氏にどういう罪状が適用されるかは分からないが日産側には原則的に追徴課税されるのが普通だ。だがその金額は微々たるものだ。そしてこの部分に関しては一私企業の問題だ。
6年半で60兆円を海外にばらまきながら、夫婦旅行の旅費120億円を無駄に費やしている人がいることをご存知だろうか。安倍総理である。地球俯瞰外交などと体の良いタイトルをるけているがエロ映画の「未亡人下宿上も貸します、下も貸します」といったタイトルと一緒でほとんど意味がない。何も成果を出していない。
トランプ、プーチン、習近平、金正恩、文在寅らに本気で相手にされていない。
つい最近も貿易収支不均衡を理由にアメリカからはステイルス戦闘機を気前よく1兆円で買わされてしまう。
ロシアには平和条約締結交渉を加速させるとのお題目の元、無条件で戻ってくるはずのない歯舞色丹の二島返還を目指しつつ国後択捉で共同経済活動を実現させるとのことだ。よく読んでほしい。「加速させる」だの「目指す」だの努力目標だけではっきり実現と表記があるのは経済活動だけだ。絶対に金だけ持っていかれる。
昔よくあったぼったくりバーと一緒だ。
5000円ぽっきりでぴちぴちの娘と店内で自由恋愛
嘘つけ!
触らさせてくれるのは太ももまでだ
失礼。南6西5にあった店を思い出してしまった。聞いた話だが・・・・・

風と共に去りぬ

言わずと知れたビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの名作映画である。
Gone with the wind
windowとスペルを間違えると「窓と共に去りぬ」となりタカ&トシが出てきて「台風か!」となる。
だが今回の話はGone with the money。
「金と共に去りぬ」だ。
日産のゴーン会長が逮捕された。発端は役員報酬の虚偽記載による金融商品取引法違反だ。水面下では仏資本の入っているルノーとの資本比率をめぐる日産との暗闘。それを裏で仕切る日本政府の戦いの様相も呈し混迷を深めている。そのことは今後の成り行きを見るとして言いたいことはそのことではない。
傾いた会社を立て直した経営者が当たり前のように巨額の報酬をもらうことが許される社会の仕組みそのものだ。
もしゴーン会長の役員報酬がもっと安ければ営業利益が多くなりそこに課税され、もしかしたら福利厚生関係の財源になるかもしれない。だが企業は税金は払いたがらない。取られるくらいなら仲間で分けようぜという事になる。従業員の給与を上げる会社があるかもしれない。大きな意味での仲間の株主に配当するかもしれない。或いは将来のために取っておこうと内部留保に回すかもしれない。もっと単純に俺たちだけで分けようぜとなるかもしれない。俺たちとは役員のことである。ここまで立て直したのは俺だ。俺が10億貰う。お前たちにもおこぼれをあげる。その俺がゴーン会長である。ここまではすべてどの選択肢を選んでも合法的である。
会社は誰のものかという事である。
企業再建のために乗り込んできた経営者は冷酷なのが普通だ。会社がつぶれてしまえばあなたたちは路頭に迷うのですよ・・・・給料がもらえるだけで幸せと思わなくては・・・・と意識革命と言う名のおまじないをかける。種明かしをすれば同じ給料でもっと働くという事である。末端では合理化と言う錦の御旗の下でコピー枚数を減らしたり電気をこまめに消したり、鉛筆を持てなくなるまで使ったりしたはずである。そしてまた利益が出始まるとそれを指導した人間がごっそり持っていく。会社の浮き沈みと言うのはそういう事だと思っている。
この問題が起きた時、デジャブ現象を感じた。
「あれ、このコード進行聴いたことがある。」と言う感覚に似ている
僕が勤務していた会社の浮き沈みにコード進行が途中まで同じだ。一度倒産しかかった会社にメーンバンクが社長を送り込んでくる。従業員は艱難辛苦に耐え店舗数、売上高だけは業界一位になる。時代はバブルに入り3億のセザンヌの絵画が簡単に売れる時代になっていた。見かけの派手さとは別に従業員の給与はそんなに変わりはない。そうこうしているうちにバブルがはじける。新規投資していた部分の金利に苦しめられることになる。丁度その頃、その会社の経理財務本部に勤務していた。売り上げは1兆あるが負債も1兆2000億ある横綱稀勢の里のような会社であった。
その再建案を指導する木っ端役人のような仕事をしていた。色々な合理化が図られる。各支店もう鼻血も出ないところまで切り詰めている。ある筋から社長の報酬が高すぎるのでは・・・という話になった。見かけ上は日本の経営者の中で特に高いというわけではなかった。
子会社の連結決算書をつくれと言う指示が来た。支店は30店あったが、それぞれが合計130社ほどの子会社
を持っていることが初めて分かった。聞いたこともない会社が多数あって莫大な利益を出している。そしてその株主には社長がいる。配当もしている。そういう事か・・・・・とは思ったが僕は書類を作っただけだ。地下鉄サリン事件があった年退職した。会社は会社更生法の適用を請け何店舗かは今も営業している。その社長は引責辞任と言う形で退いた。その後東京地検の捜査が入ったが法的には一点の曇りもなかった。その社長も数年前に鬼籍に入った。
ゴーン会長もそういうストーリーになるのではと思っている。
悔しくてタンスにゴーン!

参考図書
「法人資本主[会社本位]の体系」奥村宏
「株式会社と言う病」平川克己

なんとなく その10

CSN&Yのコピーバンドの名はジン・グロスと言った。名前の由来は知らない。そのバンドで僕の高校の学園祭に出た時のことだ。そこの生徒は僕だけであった。担任の先生に職員室に呼ばれた。「学校祭と言うのは他高の生徒は入れてはだめだ」進歩的な考えを持つ先生だったのでショックだったし意味が分からなかった。同じセリフを約50年後学生に言われたことがある。僕の店にtpの松島が来ることになっていて丁度北大の学園祭と被っていた。宣伝を兼ねてどこかのバンドにゲストで松島を入れて貰えるよう当時の部長Tに掛け合った。Tは毅然と「お店でプロの人とやらせてもらえるのは光栄ですが、学園祭は学生たちのものと考えています」と答えた。そういう事だったのか。僕は学生に学んだ。
ジン・グロスでヤマハのライトミュージックコンテストにも出た。「青い目のジュデイ」をやることになっていたのだがこの曲は組曲風になっているので7分ぐらいかかる曲だ。ところが当日制限時間5分であることを知った。本番前にどこを削るかですったもんだしたことを覚えている。自分たちでもわかる不出来な演奏だった。入賞はしなかったがそれでもハーモニー賞なるものはもらった。売りはハーモニーだったので良しとしよう。勿論僕は歌には参加していない。
楽屋で練習している上手いバンドがいた。旭川のグループで後から知ったのだが玉置浩二のバンドだった。優勝したのは第一巻第百章と言う札幌教育大のグループでそのうち二人はgroovyを引き継いでからその日のヤマハの審査員だった人と店に来ている。
コーラスの練習が7割占めるバンドなのでベース、ドラム、キーボードが時間を持て余す。この間に3人で何かやっていようか…という事になった。僕とドラムはできもしないのにELPをやろうといったがキーボードは頑なに断った。プログレロックを軸にjazzに傾いていった時期だ。その1年後ドラムのNと大学に入ったら一緒にjazzをやろうと誓い合うことになる。

腹立ち日記 vol9

国会が機能していない。重要法案がほとんど審議されずに成立していく
強行採決までの審議時間
「安保関連法」116時間30分
「TPP関連法」70時間46分
「働き方改革」33時間30分
「入管法改正」15時間15分
今後の外国人労働者の待遇を占う入管法もほとんど中身が決まらない状態で成立した。内容はあとで省令で決めていくというのである。白紙委任状に取りあえず印鑑だけ押せというのである。もうやりたい放題だ。
なか卯に行くとする。取りあえずかけうどんを頼めと強要される。トッピングは俺たちが決めてやる…という事である。そんなうどん屋、誰が行くか。
You うどん とknow what democracy isである。
民主主義は時間がかかる作業である。そして全員に利することもない。それぞれが我慢できる範囲の着地点を探す行為と思っている。
これで「緊急事態条項」が創設されるとする。すると国会審議はゼロとなり、全て「閣議決定」で決まっていく。大袈裟な物言いじゃない。完全な独裁政権まであと一歩だ。

U2

憂鬱である。腰痛になったからである。日曜日の深夜、鈴木央紹と学生のライブの打ち上げ後、突然やってきた。それは毎回突然やってくる。次回は何月何日にお邪魔します・・・・というような案内は一切ない。カウンターでパソコンを操作していただけだ。打ち上げ後でいい感じで酔っていたので動作はよく覚えていないが横着して手を伸ばし何かを取ろうとしただけだ。板氷を割る時に水を掛けるとするあの「ピッ」と言う音が腰にする。痛さに耐えかねて椅子からずり落ちる。取りあえず最初の痛みが引くまではボックス席で横になる。jazzを聴き続けて50年、腰痛と付き合って30年。対処法は知っている。最初に腰を痛めた時のことは今でも覚えている。会社員の時だ。重いものを持った。重いものと言っても漬物石を持ったわけでも彼女をお姫様抱っこをしたわけでもない。現ナマ3億入ったケースを持とうとした時だった。サラリーマンの生涯賃金が2億から3億と言われていたジュラ紀の話だ。俺の一生の重みか・・・・・と思った。それから「やつ」はフーテンの寅さんのように時々やってくる。おいちゃんとさくらに迷惑を掛けながらもしばらくするとどこかに行ってしまう。
若い時は本当にうっとしい「やつ」だと思っていたがある年齢になるとずっと付き合っていかなければならない「あまり好きでないやつ」と思えてくる。基本的に店も私生活も一人で全部やらなくてはならない。腰を曲げずに顔やグラスを洗う方法も編み出している。だが一番大事なことはもっとひどくなった時のことを考えておけと腰痛は教えてくれるのである。
整形外科や整体にも行ったことがあるが今は自然治癒で直す。どこか痛くなる時は体からのメッセージなのでその声を聴くと思いいたる節がある。それを取り除くと取り敢えず治るというのが経験則だ。一番わかりやすいのが本当に飲みすぎた時で胸が悪くなるのではなく体が痛くなる。
体は賢いのだ

参考文献
甲野善紀「身体を通して時代を読む」

街角情報室 その2

1)
高崎山動物園で猿が餌場に降りてこないという事だ。里山で食べ物が豊富でそれはそれでいいことだと思っていたらそうでもないらしい。観光客が猿を見られないので失望するらしいのだ。ここでは去る者は追わずというのはあてはまらないまらない。それで人間が猿の着ぐるみを着て観光客を喜ばしている。NHKのニュースで知った。ワイドナショーか・・・・責任者出てこい!
「猿の惑星」で檻に入っているのが人間と言う場面を思い出した。
常連客のDさんから聞いた話だ。円山動物園で測量関係の仕事をしていたら、猿の飼育員の人が「良かったら食べていただけないでしょうか」と言って熟れたバナナをくれたという。猿は青いバナナの方が好きだという事だ

2)
ゆるキャラ日本一が決まった。埼玉県志木市文化スポーツ公社の「カパル」という河童をモチーフにしたキャラクターが栄冠を勝ち取った。はっきりいってかわいくもなんともない。何が優勝しようが全く興味ないがその選挙過程は今の日本を象徴していて興味深い。暫定一位だった「こにゅうどうくん」なるキャラがいる。四日市市のキャラだがネット投票で二万件のIDを獲得し市の職員に配布し組織票を投じたという。将来国政選挙でネット投票が行われるときのIDセキュリテイの問題が幼稚な形で露呈している。それに今のサイバーセキュリティ担当大臣は国会答弁で堂々と「パソコンは触ったことがない」と豪語する方である。
また、なぜ国政選挙では組織票は許され、ゆるキャラ選挙では許されないのか・・・・・・
付け加えるとあのAKBの総選挙である。CDを買えば選挙投票用紙が付いてくる。ゆうなれば票を金で買う事である。総務省はなぜ規制しないのであろうか。あの選挙を経験した子供達は選挙は金で動く、そしてそれが「力」と勘違いしてしまう。そういう国民が増えることを支配層は期待しているとしか思えない。AKBは千社以上の利権が絡む一大コングリマットに成長している。J ポップ界のゼネコンである。ゼネコンは組織票の総本山でもある。
昔スイングジャーナルというjazzの月刊誌があって年に一度の楽器別人気投票をやっていた。影響力はAKBと比べるとアメリカとカンボジアの国力ぐらい違うが投票方法は一緒である。雑誌についている投票はがきで参加する。ベースとかトロンボーンだと100票以上あるとベストテンに入る。だから100冊買って自分の名前を書けば僕でもギター部門10位になり渡辺加津美と同じ欄に名前が載るはずである。印刷所の手違いがあれば僕が一位の欄に乗ることだってなくはない。まあその程度の規模である。それを利用していたミュージシャンがいた。ベーシストのNである。本人から聞いたので悪びれている様子はなかった。フアンクラブを組織し必ず自分の名前を書いて投票するよう会員規約に取り決めがあるとのことだった。当時7.8位には名を連ねていたはずである。勿論そのミュージシャンは日本を代表する演奏家にはなっていない。

本歌取り

jazzの曲では原曲のコード進行を借りて新しいメロディーを乗せる手法が良く取られる。アイ ガッタ リズムを借りたオレオ。これをオレオレ詐欺と呼ぶミュージシャンはいない。ロリンズの原曲に対する敬意と「俺の曲の方がいかしてるぜ」というプライドも見え隠れして微笑ましいのである。
この本歌取りみたいな手法は文学でも使われている。村上春樹の初期の三篇「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊たちの冒険」を読んだ時主人公の「僕」と親友の「鼠」との関係はどこかで読んだことがあると思った。そうだ。Rチャンドラーの「ロンググットバイ」のフィッリプ・マーロウと友人テリーレノックスの関係に似ている。そして「ロンググットバイ」を読むと「あれ、」これも何かに似ていると思うのである。Fジェラルドの「グレートギャッビー」の主人公とギャツビーの関係に似ているのである。秘かにそう思っていた。すると村上春樹が「ロンググッバイ」や「グレートギャッビー」を好んで訳し直しているのも納得がいく。ある時内田樹先生の文章を読んでいると同じ様な事が書いてあったので僕の感想もあながち間違いではなかったと嬉しくなった。ところが根はもっと深く「グレートギャッビー」の元ネタもあるというのである。フランスの作家であったが読んだことがないのでタイトルは失念してしまったが・・・・・。こういう過去の遺産を大事にする。大げさに言えば歴史に学ぶ姿勢と言いう事はどの分野でも大事だなーと思うのである。
ここまでがバースである。テーマーに入る。
一月にマキシム・コンバリューと言うピアニストがフランスから来日する。コミユニケーションを取るために仏文化の理解を深めるのとフランス語のリハビリを兼ねてフランス映画を最近よく見ている。
リュク・ベンソン監督の「Angela」という映画を見た。「ニキータ」とか「レオン」を制作した監督である。バイオレンスアクション満載かと思ったがそうではなかった。
うだつが上がらない男がチンピラに貸した金を返せと脅かされる場面から始まる。万策尽きて橋桁から身を投げようとする。隣の橋桁を見ると長身の美人が同じ姿勢で立っている。男は女を諫めようとするが女は川に飛び込んでしまう。「何をする」と言って男も助けるために川に飛び込む。
あれ、このシーンどこかで見たことがあると思った。
男のおかげで女は助かり、お礼に何でも言う事を聞くという。「キスをしてくれ」という。女は何のためらいもなくキスをする。男はあっけにとられる。何せ長身のモデルのような美人だ。夢かと自分の頬を抓りたくなる筈だ。男は金の工面をしないと命がないことを女に打ち明ける。女は二人で何とかしようと申し出る。膝上20センチの超ミニスカートをはいたモデルのような美人である。どうやって金の工面をするかは想像の通りである。エロい場面もあるがそこは省略する。
男はヤクザと対峙し文字通り男を上げる。女の役目が終わった時背中から羽が生えてくる。そして「私には過去がないの」と泣きながら天に飛び立とうとする。女の名前は「Angela」エンジェル、文字通り「天使」だったのだ。男は「愛している。未来を作ろう」と女の足に縋る。
その時分かった。この映画はFキャプラの「素晴らしき哉人生」の現代版だと。リュク・ベンソンとFキャプラは一見つながらないが敬意と愛情を持っているのがはっきりわかるのである。それを知ってリュク・ベンソンが前よりも好きになった。セシル・テーラーがエリントンを敬愛している関係に似ているかもしれない。
最後は泣けます。

それにしてもフランス映画は危ない女を愛してしまう映画が多いなあ・・・・・
「ベティーブルー」「歓楽街」「隣の女」・・・・・・・「死刑台のエレベーター」もそのジャンルだ。
僕もフランスの血がチョット入っているので気を付けようと思う。

腹立ち日記 vol8

この日はアメリカの中間選挙であった。わが国では国会の集中審議が行われている。質問者には共産党の小池委員がいた。
安倍総理の読み上げた原稿の話題にのっかって質問を繰り出した小池晃委員。
もう原稿の尽きている安倍総理は、自分から持ち出した話題にまで「質問通告しろ」と無茶な要求を披露する。
この間数分。NHKの国会中継に特別番組が入る。30分以上続く。アメリカの中間選挙の速報である。それも州ごとの分析がなされる。このタイミングで詳細な分析など必要ない。国会中継を見せろと言いたい。
いったいどこの国の放送局だ。タカ&トシを思い出した
「欧米か!」
その数日後、蓮舫議員の質問に対し質問通告がされていないという事で回答拒否した大臣がいた。尚且つ蓮舫議員の名前を間違っていた。大体大臣になろうという方が通告されなければ答えられない質問ばかりではない。Jazzのセッションでアンドリュー・ヒルのブラックファイヤーをやると言われれば譜面請求は仕方がない。Cジャムブルースの譜面がないとできないというミュージシャンがいたら即刻解任される。
顛末は質問通告を見落としていたという事らしい。蓮舫議員の読み方を間違えたのは常識がないだけだと思うのだが謝罪会見を開いていた。
「うっかりしまして」。タカ&トシを思い出した
「八兵衛か」