初日とはうって変わって晴天である。大阪市内の気温は20度。だが夢洲はコンクリートの地表に近いところは37度の表示になっていた。その横を赤い帽子の小学生やら学生服の生徒が大勢移動している。思ったより人が多い。学徒出陣の効果らしい。入場者数が100万人を突破したとの発表があった。だがここには関係者の1万5千から1万7千人の数字も含まれているし前記の遠足できた小学生や修学旅行で連れてこられた中学生、高校生の数も含まれている。この経費は税金で賄われている。万博協会は成功したかのように数字を水増ししている。子供たちからは思ったより楽しかったとの声も聞く。こちらも失敗を願いながらミャクミャクの藁人形を壁に打ち付けているわけではない。災害や事故にあわず閉幕してほしいとは願っている。色々な問題が発生しているが万博協会はばれるまで隠蔽しょうと考えている節がある。開幕前にメタンガスの爆発が起きた場所がある。立ち入り禁止の表示があり金網で囲われてはいるが理由の表記はない。初日にはいた警備員もいない。その場所の写真を取ろうとすると離れたところにいた警備員が足早に駆けつけ撮影禁止だと告げる。ジャーナリストが理由を尋ねるとそう説明するよう指示されているとの事であった。その位置は東ゲートの近くで多くの小学生が入場してくる。人が多い場所なのでキッチンカーも営業している。火気厳禁であるがプロパンは許可されているとの事だ。一番危惧していることが起きた。救急車者で市内の病院に搬送されたお客さんが死亡した。大手新聞社二社が報じているが情報が錯綜している。それも万博協会が記者会見を行わないからだ。会場内で体調を崩す人がいるのは想像できる。すべて万博協会の責任とは思わないが緊急医療体制の在り方も問われているのである。たとえば熱中症の疑いがあったとする。すると救護施設に連れていかれる。すべての施設に医者がいるわけではない。安静を指示され回復しないときに医者のいる施設に連れていかれる。それでも改善しないときに初めて救急車が呼ばれるのである。街中で具合が悪くなった時にはすぐに救急車を手配できるはずである。