大阪万博の醜態 その1

大阪万博がひどいことになっている。軟弱地盤の問題、パビリオン建設の工期の問題、職員の給与の問題、アクセスの問題、膨らむ建設費の問題。問題点の博覧会の様相を呈している。当時の松井市長、橋本知事が酒の席で安倍元総理を懐柔して引っ張ってきた企画である。いかに無計画であったかが露呈している。もともとカジノ施設を造成するための前座的役割の万博であった。当初関西大阪万博と銘打っていたが雲行きが怪しくなると名称が日本万博に変わっている。維新幹部と政府の間で責任のなすりあいが始まっている。維新の身を切る改革とやらでコロナ死亡率全国一、生活保護受給給者全国有数。府民の生活は逼迫いているところに金食い虫の万博を引っ張ってきて目くらましにしようと目論んだが完全にコケてしまった。カジノビートルズの前座にドリフターズが出てきたようなものである。この夢洲なる場所、もともとゴミ捨て場starlightである。星影の下であっても有害物は埋まっている。重量建築物を立てると土地が傾く。カジノのルーレットが同じ目に入ってしまう。1本億単位のパイルを数十本撃ち込まなくてはならない。辺野古埋め立てと同じ憂き目になっている。工期を間に合わせるため杭の撃ち込み作業を軽減する必要がある。そこでプレハブパビリオンを各国に提案している。二階建ての倉庫のような貧相なパビリオンを見に7500円も払う酔狂な国民がそうそういるとは思えない。海外パビリオンの建築申請もほとんど出ていない。年内に着工すれば間に合うと事務局は発言しているが建築団体トップは完全に否定している。