大阪万博の醜態 その2

万博に携わっている職員はいくら給料もらっているのだろうか。日本博覧協会役員報酬規程を見た。1号俸月10万から20号俸200万まで分かれている。誰にいくら支払われているかは個人情報で開示されないがトップ戸倉雅和が200万でアンバサダーのコブクロやダウンタウンも何処かの号俸に位置づけられているはずである。2年でボーナスも出るので6000万円は固い。この額に見合う仕事をしているのかを再度考えてみる必要がある。因みにオリンピックも同じような規定になっていて森喜朗会長は億単位の報酬を得ていた筈である。勿論高橋治之被告から貰ったであろう賄賂は抜きにである。
現地レポートも何本か見たが夢洲へのアクセスは地下道を含めて二本しかない。工期が遅れているせいも有って行きかうトラックは万博とは関係ないコンテナ運搬車両が殆どで車の流れはスムーズであった。これが突貫工事が始まったら想像に難くない。渋滞の嵐である。これで上手くいって開催されたとしたらお客さんはどうやって来るのであろうか。前売り券を買ったとしてもアクセスバスも含めて日時は完全予約制で、今日は天気が良いから万博に行ってみるかと考えている貴方・・・甘ちゃんである。逆に雨が降ろうと槍が降ろうと必勝はちまきを締めて出陣しなくてはならない。地下鉄も地下道に並行して延伸中であるがも元の軟弱地盤に加えて危険化学物質も埋まっている区域の掘削で作業は難渋している。そして災難は万博が終わった後にも残る。カジノが来るとしてそれまでの4年間この地下鉄に誰が乗るのであるかと言う事である。万博終了後は関係施設は全て撤去される。残るのはカジノ現場作業員の為のコンビニ1軒である。すると乗降客数は5人と推定される。その運営費は大阪市に降りかかる。