石破総理の積極的支持者ではないがもう少し頑張ってくれるのではという淡い望みを抱いていた
それは次期総理候補として下馬評では上位にいる小泉進次郎、高市早苗の名前を聞くたびに暗澹たる想いになるからだ。総裁選前倒しという踏み絵を突きつけられて党分裂と言う選択肢は選び難かったという任侠の人で有ったと言う事である。野党共闘は望めず立憲民主党は存在感は全くない。自民党は徹底した利権政治である。政治献金を裏金としてため込みびた一文税金は払わない。そしてその業界、団体に有利になる政策、法案を打ち出す。官僚はその立案に汗水流しそのご褒美に天下り先を紹介してもらう。政財官の強力なトライアングルが形成されている。それは全盛期のキース・ジャレットトリオのように盤石であった。問題の根幹に裏金問題が有ったはずである。石破総理が根性あれば衆議院を解散し裏金議員は公認せず刺客を立てるくらいのことをすれば自民党は割れるかもしれないが国民の支持は得られたはずである。自分としては自民も立民も分裂し政界再編が起こることを願っていた。「夢見るシャンソン人形」と揶揄されるかもしれないが思ったことは表明しておく。この石破おろし騒動は第三次世界大戦が起こるかもしれないという今の状況ではコップの中の嵐に過ぎない。そしてそれに加担したのが読売、毎日の大手の新聞社である。読売は石破辞任の号外まで打って政局を動かそうとした。もはやジャーナリズムの程をなしていない。自民党新聞部の部活動に墜落している。日本は政治的にも経済的にも文化的にも坂を転げ落ちている。細かいことは良い。将来の展望を示してくれる政治家の出現を切に、切に願う一市民である