央紹は僕の提案する企画はすべて快く受けてくれた。それは社会人や学生とのセッションだったりした。その試みが結実していくのを感じた時があった。今回そんな思いに駆られるメールをもらったのでここに紹介し央紹の追悼に替えたい。
以下 原文まま
マスター、ご無沙汰しています。
明けましておめでとうございますという暇もなく、悲しい知らせでした。
央紹さんのことはレイジーバードで知って、何度も演奏を聴くことができました。また、卒業ライブでご一緒させて頂いたことは大切な思い出になっています。そのことのお礼も改めて言いたくてメールしました。
あの卒業ライブのあと央紹さんからリードを厚くしてマウスピースを深く咥えるようにアドバイス頂いて、実践したところ自分の音が太くなり、人からも褒めて貰えるようになり、そのことをとても感謝しています。自分の演奏が大きく変わったターニングポイントでした。
央紹さんは、一見寡黙で怖そうだったんですが、お話するととても温かい人でした。札幌を離れたあとも顔を覚えていて下さって、吹いてるか?と気にかけてくれました。
央紹さんはいつ聴いても高いレベルを維持されていましたが、僕にとって一番は2022年9月3日の松島さん、加藤さん、三嶋さん、柳沼さんとのクインテットでした。Have you met 〜でのソロは凄すぎて会場で笑いが起きていたのを良く覚えています。凄い演奏を聴くと人は笑うんですね。20周年ライブが最後となったこと、聴きに行けなかったのが悔やまれます。
取り留めもない内容でしたが、央紹さんのことを誰かに話したくて、やはりマスターだと思ってメールしました。出会いの場をありがとうございます。
マスターはお付き合いも長く濃く、さぞかし気落ちされている事とお察しします。ご自愛ください。レイジーに伺った際は思い出話ができるといいですね。
H.D