沖縄本島の面積である。これが札幌市の面積とほぼ同じであることを最近知った。日米軍事演習が北海道でも時々行われる。オスプレイも飛来した。オリンピックの時マラソン中継のヘリが取材しているだけでもその騒音にイライラした。基地の70%が今も沖縄にある。それが札幌にあるとしたら考えただけでも気が遠くなる。できれば来てほしくないと思うだろう。だが日米安保条約に依存すると言う事はどこかがそれを引き受けなくてはならないという取り決めである。5月15日。その沖縄が返還されて50年目の節目になる。二度ほど沖縄の離島に行ったことが有る。その飛行機の高度がやたら低いことに気が付いた。サンゴ礁の輪郭まではっきり見える。これはANAのサービスではなく米軍との航空協定である。幼稚園に落下物が落ちようがヘリが畑に墜落と言う名の不時着をしようが米兵が酔っぱらってウイルスをまき散らそうが日本に裁く権利はない。沖縄では憲法の上に日米地位協定がある。石垣島でミサイル基地の為に造成工事が行われている写真を見た。ウクライナ問題の余勢を駆りて敵基地先制能力など威勢の良い議論が出ている。当たり前であるが狙われるのはそういう施設のあるところである。その写真には「狙われたくない」という主旨の縦看が映っていた。