原爆慰霊碑前の光景

原爆慰霊碑前でG7開催国議長としての記者会見が有った。思ったより参加人数が少ない。最後の質疑のコーナーである。質問は2名までと言う。挙手したのは3名。指名されたのは2名・・・予めきめられた人物で総理も官僚が作成した文章を読み上げるだけのヤマハの発表会の様な記者会見であった。海外の記者もそういう日本の記者会見の方式を理解しているので参加者が少ないとの事である。次のゼレンスキーの会見の方に待機しているとの事だった。予定の会見を終わって立ち去る総理に食い下がる記者がいた。Arc Timesの尾形記者である。核軍縮宣言が核兵器容認になるのでは・・・と大声をあげている。それでも無視する総理に「逃げるのですか」と声をかけた。気色ばった総理が戻ってきて話始めた。だがピントがずれた説明であった。尾形記者は所謂「サラ問」をしたが総理は車の中に姿を消した。尾形記者の周りには他社の記者が群がり質問の意図を確認している。これはこれで情けない話である。嫌われ役は他人に押し付け後追い記事のネタだけもらう。劣化しているマスコミの一端を示している。この尾形記者の行為に対し官邸キャップから【原爆慰霊碑の前では、粛然とした態度で臨むべき】というコメントが出た。広島を利用した批判封じである。