怒りの確定申告

怒りの確定申告
少額ながら所得税は払っている。いや、ここで卑屈になることはない。収入はあるが経費が大きすぎるので所得が少ないと言う事である。東京からミュージシャンを定期的に呼んで演奏してもらう事を続けていると旅費、ホテル代の高騰が直撃することになる。インバウンドの増加によりホテル代は時期にもよるが3倍にもなる。物価も高騰しそれに比例し納税している酒税、消費税も増えているはずだ。その分所得税納税が減っていても国民の権利としてその使い道には口を出させてもらう。最早五公五民となっている。江戸時代なら百姓一揆が起きていてもおかしくない。社会保障関係を手厚くしようという提案があると必ず財源はあるのかと反発されるが防衛費に関しては最高のスルーパスでゴールされてしまう。この納税でオスプレイのネジ代の一部になっているのかと想像するとむかむかするのである。消費税・・・二重の意味で恨みがある。1989年導入された時僕は会社員で経理の中間管理職にあった。その税の意味など考えている暇などなく会社の事務手続きを滞りなく運営すべく徹夜の日々が続いていた。レジのシステム変更、伝票類のフォーム変更、ほとんど必要のなかった一円玉の調達・・・など多忙を極めていた。そして自営業になった今その意味を考えているのであった。この税は財務省の発案ではない。直間比率の是正という名目で導入されたが経団連の圧力で法人税の引き下げが目的であった。国民には社会保障に使うという玉虫色の説明をしたが重厚長大産業の生命維持装置としての役目を果たし産業構造の改変を妨げたばかりでなくトヨタのような輸出産業には戻し税という名目で濡れ手に粟の利益を与えた。世の中は狂乱物価の領域に入っておりそれに比例し税収も過去最大になっている。消費税以前にあった物品税は特定の物品に適用されるものであり新しい商品がシ出現するとその都度法改正が必要でもありその業界から除外するよう圧力もかかった。消費税は除外品のみ法改正に頼ることなく設定できるのみならずパーセンテージを替えるだけで税収の増額を図れる打ちでの小槌でもある。そんなことを考えながら申告手続きにいそしんでいる。
レゲエミュージシャンのジミー・クリフの曲ではharder税comeという曲を思い出した