スピンドクターという用語が有る。政党や候補者の世評を変えるためのスポークスマンを意味し問題の本質をずらす言動にも使われる。フジテレビの港浩一社長の記者会見もどきは最悪であった。内容については「・・・点と線その4」と重複するので省略するが会見後大手スポンサーが撤退し始め当初は中居が出演している番組だけであったがそのドミノ現象はフジテレビそのものに波及し22日現在70社以上に及ぶ。株価も1000円以上下げており大手株主の投資ファンドが怒りを露わにしている。心あるフジテレビの社員も肩身の狭い思いをしている。さもありなんと素人でも思う。だがここに疑問を呈するジャーナリストもいる。フリージャーナリストの神保哲夫氏である。神保氏は日本初の独立系メディアを立ち上げた人であり小池百合子の学歴詐称問題の告発やジャニーズ岡本カウアンさんの記者会見を海外メディア向けに開催した人物で信用に足る人物と考えている。神保氏曰く。フジテレビの企業理念が地の落ちている可能性もあるが曲がりなりにも報道機関ももつメディアがこういう状況を引き起こすであろう糞会見をするのであろうか。港浩一社長はスピンドクターでフジテレビにはここまで深手を負ってでも守りたいものがあるはずである。それは何かを考えると見え方が少し違う。性加害を受けた女子アナXは最初から切り捨てる予定であった。Xから相談を受けたアナウサー部長は最初から実名で制作トップのA氏には伝えていないとし蜥蜴の尻尾きりは自分の所までと頑張った。A氏は飛び越し社長が出てきた。おおとりの北島三郎を装っているが「とり」が最後の「砦」にはならない。親会社のフジメディアホールディングスの役員は兼任している港氏以外誰も出てきてはいない。