スポーツウオッシングと言う言葉があることを元ラクビー日本代表の平尾剛氏から教わった。
スポーツウオッチングではないので念のため。政府や権力者が自分たちに都合の悪いことをスポーツの喧騒で洗い流すことを意味する。オリンピックが開催されてからのアンケートで「開催して良かった」と思う人の割合が70%を超えている。この数字を見ると政府の思うつぼになっている。NHK他マスコミの報道の仕方もそれに拍車をかけている。
「五輪を反対している人がいるのも知っている。そういう人を見返したいと思って、この1年頑張ってきた。そういう人たちに思い知ったかと思ってもらいたいです。」
体操女子団体で銅メダルに輝いたエース村上茉愛のコメントである。「おめでとう」と言う気が一気に萎えてしまう。こういう人が将来IOCの幹部になると橋本聖子や山下泰裕のようになってしまうのだろうなと今から危惧するのである。スポーツが社会と切り離されたところで巨大化してきた事実がある。そして社会との接点を切り離すことが競技性を高めると信じ込まされた純粋培養的なアスリートがスポーツフアンをも分断する。スポーツの力と感動とメダルの数が最悪の感染爆発と向き合う事を妨げている。
川村健夫元官房長官は「日本のメダル獲得数が増えると自民党に票が流れる」と発言している。菅総理も同じ考えのはずだ。国民の健康より自民党の利益を優先すると言う事である。日本選手は手駒に等しい。村上茉愛のような発言は願ったり叶ったりと思っているはずである
何度も言うが決してスポーツが嫌いなわけではない。
付記
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