失言王

失言王
西村経済再生担当大臣が金融機関を使って飲食店を締め付けようとした。だがあまりの評判の悪さに撤回せざるを得なくなった。菅総理は承知していないと関与を否定し麻生財務大臣は「金融庁はその程度の組織だと思っているの・・ほっとけ」と無視した。西村大臣の思い付きの案という程を取り収束を図っているが記者会見配布文書にはその旨明記されており内閣官房主導で発案されたことは明確である。
「失言王」とはフランスのル・モンド紙が麻生財務大臣につけたあだ名である。「憲法改正はナチスに学べ」などといっていた時期につけられた。だがこのあだ名は的を得ていない。確信犯だからである。単に口が滑ったわけではない。今回の酒販売業者の件でも記者から「長年の信用関係に関することでは・・」との質問に次のように応対した。
「商売したことある、あんた?自分で商売したことある家?ただのサラリーマンしかやったことない?」完全に人を馬鹿にした態度である。「その程度の能力か」「頼りない顔」など今回に限ったことではないが目的ははっきりしている。「どうだ。すごいだろう。誰も俺を止められないんだぜ。ワイルドだろう」と自己顕示の為に意図的にやっているのである。反論することも議論を掘り下げることもできないジャーナリストに徹底的に屈辱感を与えるのである。フリーの江川紹子、東京新聞の望月依塑子など骨のあるジャーナリストも残っているが人間ポチになり下がった下僕的態度を問題にしないと状況を悪化するだけである。ふざけた発言をしたら記者全員で会見をボイコットしてはどうか。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」という標語があるではないか。
付記
ほとんど自宅と店の往復の生活であるが明らかに人出は多くなっている。オリンピックの例外続きで緊急事態なのかマンボウなのか単なる時短なのか守るべき指針が分からなくなっている。時短やら外出自粛やら手洗い励行で「安全安心」積立預金をコツコツしていたのにオリンピックの為に拠出させられているような感覚だ。