重要法案が国会で強行採決される中で、地味な法律が来年4月で廃止されることになった。種子法である。戦後の食糧難を乗り切るために稲、麦、大豆の優良な趣旨の生産普及を後押しするために制定された。これらは開発が難しくまた長期にわたる為築かれたシステムであって食糧基地の北海道はこの法律の恩恵を受けて「ななつぼし」など全国に誇れるブランドを確立した。廃止の理由は民間の開発意欲をそぐとの理由からである。民間に市場を開くという事は将来カーギル社など農業多国籍企業に道をつけるという事でもある。風土を価格制度の中に追い込み死滅させる危険性を秘めている。農業が廃れると田舎には住めなくなるので都市に住まざるを得ない。行政にとっては効率的に管理できる。民間、民間、民間イコール効率、効率、効率イコール金、金、金