防衛問題を考える

12月8日。「専守防衛」から逸脱し「敵基地攻撃」を遂行した日である。真珠湾攻撃。1941年の事である。後は周知の事実である。岸田総理は「専守防衛範囲内における敵基地攻撃能力の増強」などと論理矛盾することを言い続けている。防衛費をGDPの2%にすると言う事は世界で3番目の軍事大国になると言う事である。軍備を拡大すれば隣国は、「ははあ・・お殿様には敵いませぬ」と言ってひれ伏すとでも思っているのであろうか。だとすれば志村けん並みのバカ殿である。ミサイル一発でも打てば半沢直樹の様に「倍返しだ」と言って雨の様にミサイルが飛んでくるのは目に見えている。それくらいの想像力は為政者たるべきもの持っていてほしいと思うのである。安倍、トランプがゴルフをしながら約束したことの付けを払わせられている。僕は軍備は要らない・・という丸腰論の信奉者ではない。根底になる安全保障の考えもなくいいなりに防衛装備を買うのは究極の無駄遣いである。イージスアシュアだけではなく当の防衛相でさえ「どうやって使うんだよ」という代物さえつかまされている。この取引例えばロッキード社と直接やり取りするわけではない。ロッキード社からアメリカ政府が一括買取をする。それをアメリカ政府が日本政府に売るのである。ロッキード社の納入価格は発表されていない。莫大な額が中抜きされているのは想像できる。あるレーダーシステムの話である。細かい話は省略するが日本の為に開発したシステムである。当然メンテナンスはアメリカの業者がする。そのメンテナンス料を派遣される人員数で割ると一年で一人9500万円になったと言う事である。何日滞在するかは知らないが相当物価の高い街だ・・・という笑い話がついていた。