3匹の子豚

昨年12月、ジャニーズ性加害問題当事者の会のメンバー田中純弥氏、飯田恭平氏がアメリカネバダ州で調停の手続きをした。アメリカ研修旅行中にも性加害問題が起きたことにもよるが日本での調停が当事者とジャニーズ事務所を継承したスマイルアップ社の間に温度差があることによる。2023年9月2日の会見で東山紀之社長は被害者に寄り添う・・・誠心誠意応対する・・・と言ったセリフを連発していたのを思い出す。東山は当事者の会メンバーとも一度は面会したことが有る。その席で具合的な補償の話になると同席した弁護士がその窓口は被害者救済委員会であることを告げ取り合わなかった。役所で良くあるたらい回しに似ている。その担当うちの課ではないんですよね。2番窓口に行ってください・・・と言う事である。そして2回目の調停の話し合いの直前調停申し立てを取り下げた。アメリカでの調停を申し出た直後の事である。逆に算定した金額以上の債務が存在しない事の確認を求めて被害者を提訴したのである。スマイルアップは誠心誠意と言いながら世間で話題にならないように水面下で事務的にかつ安価で補償問題を取り繕っていたのだが突然本性を表した。加害者が被害者を訴えたのである。窮鼠猫を嚙む・・・ではない。おばあさんの身なりをしていた狼が突然子豚に襲い掛かったのだ。二人はジャーニー喜多川にそしてスマイルアップに深く傷つけられる事になる。