まず共謀罪の審議が始まってから国会中継がない。どういう圧力がかかったのか、あるいはNHK幹部が政権の意思を忖度したのかは分からないが、審議の過程をちゃんと見せてほしい。それとも、もう情報保護法に引っかかるのですか。27日の共謀罪の質疑である。「花見と下見の違いは」訊かれて金田法相は「ビールーを持っていれば花見、双眼鏡とメモ帳を持っていたら下見」と答えた。「座布団一枚」と言いたいところだが残念ながら笑点ではない。桜の下でメモを取っていたら、嫌疑をかけられた時点で一般人ではないので共謀罪の対象になりえる。あとは警察の匙加減一つ。
数年前のことである。店の帰り、警察官に呼び止められて職務質問を受けたことがある。北24条界隈、時々変な輩が出没する。その日は包丁をもってウロウロしてる男がいるという通報を受けたという事であった。午前2時ころであったと思う。「今まで何をしていた」「仕事です」「どこで」店が見えるところだったので「あそこが、店です」と指さした。屋号、住所、連絡先を聞かれた。荷物を調べさせてもらっていいかと言う。断ってもよかったのだが後ろめたいこともなかったので捜査を受けた。形作りの検査であった。その時カッターナイフを所持していたが見つからなかったので面倒なことにはならなかった。
こんな法案が通ってしまえば、僕の様な事例でもしょっ引かれる可能性が出てくる。
29日北朝鮮がミサイルを発射した。本当に日本に飛んで来たら着弾している数分後東京メトロが運転を止めた。今まで何発発射しても運転など見合わせたことは一度もない。政府に指示されてのパフォーマンスだろうが政権は真面目に国民の安全を考えていない。考えていたらこの時期に閣僚が何人も外遊はしない。北朝鮮の脅威を政局運営に利用している。