jazz紳士交遊録vol6

梅津さんの3daysが終わった。梅津さんの音楽の全貌を知ろうと思ったら3日間では足りない。アケタの店での恒例になっていた梅津和時大仕事は15日間にもわたる。日替わりで親交のあるミュージシャンが押し寄せる。
片山広明から忌野清志郎までありとあらゆるジャンルの人が来る。
梅津さんとは知り合ったのは古いが回数は多くはない。シャクシャインで1回。板橋さんのグループで一回。その時は僕が全道ブッキングして会社を休み1週間ついて回った。札幌のビードロというライブハウスが閉店するときのことだ。確か37年前だ。地元のグループに乗って演奏してくれた。曲もそのグループのレパートリーでjazzの王道を行くような曲で梅津さんがそういう曲だけをやるという方がむしろ珍しかった。後で店主に聞いたのだがノーギャラで来てくれたらしい。演奏は尖っているが人柄は温厚で人格者で社会的意識も高い。そういうこともあって昨年から秋の梅津和時小仕事が恒例化になってきている。
梅津さんは海外から帰ってきたその日にも都内でライブをやる人だ。完全に自己管理ができていると思いきや昨年は飛行機の時間を間違えて乗り遅れた。そういうところも人間臭くていい。