Time after time

time誌の見出しを見た外務省はあたふたし「まった」をかけた。英訳するとtime atfter timeと言う事になる。
次回のtime誌の表紙を飾るのは岸田総理である。カメラマンの要求が有ったからだと思うが温厚な表情では映ってはいない。腹に一物、背中に荷物といった表情である。time誌のキャッチコピーは当初
「岸田総理は数十年に及ぶ平和主義を捨て去り、彼の国を本物の軍事大綱にすることを望んでいる」
という内容であった。ところが外務省がこれにクレームをつけて『岸田氏は日本に、より積極的な国際舞台での役割を与えようとしている』との表現に直された。アメリカ政府のお墨付きをもらい経済大国に相応しい軍事力を持つとした。台湾有事と北朝鮮の脅威をいくら誇張しても海外メディアから見ると軍事費を2倍にした危ない国でしかない。たまたま海外メディアであったので政府からの恫喝が露呈した格好になったがこれが国内メディアであれば簡単にヘッドラインが書き替えられるのが想像できる。岸田総理は広島でのサミットで何を訴えるのか・・・。核兵器も武器の一種である。軍事費を2倍にしておいて核廃絶を訴えてもなんら説得力がない。広島ヤクザに笑われるだけである。