ワクチンとオリンピック

日本のワクチンの接種率は1.7%、世界116位と言う事だ。あの軍事政権が民衆を弾圧しているミャンマーより低い順位なのだ。噓つきのオオカミ少年だった安倍元総理は「年末には準備できる」と言っていた。年末と言うのは去年の年末の事である。だが現在でも接種のめどが立っていない。「絵に描いた餅」といおうか「砂に描いたラブレター」といおうか・・・・
菅総理はファイザーのCEOと電話会談を終え秋までに供給の約束を取り付けたと発表した。なんでアメリカまで行って電話会談なのだ。その経緯を衆院内閣委員会で質された河野大臣は「この件にはかかわっていない」との驚きの答弁をした。担当大事であるのにだ。福島瑞穂議員と厚労大臣のやり取りで単なる口約束だと言う事がバレてしまった。日本中に「ソング フォー マイ ファイザー」の曲が虚しく流れている。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は21日の会見で五輪選手には毎日CR検査を実施すると発表した。と言う事は「検査をまめにして陽性者の隔離を確実にすれば感染の拡大は防げる」という指摘を政府の中枢にいる人間は理解していると言う事である。この防止策を五輪選手に適用して国民には適用しないのか真剣に考えてみる必要がある。
愚かな統治者を放置すると愚かな統治者に愚民扱いされる。
東京都の非常事態宣言には驚くべき愚策がいくつかある。「灯火管制」と「禁酒法」である。科学的根拠はまるでない。わが北海道の鈴木知事も支持率は高いようだが大阪府の吉村知事と非常事態宣言の「先陣争い」しているようにしか見えない。