マスク論争

高梨沙羅の失格問題の是非が問われている間にあの問題が再燃している。2020年4月安倍晋三総理は全世帯に布マスクを配布すると表明した。その経費260億。ところが作りすぎて8200万枚の保管費が6億。廃棄費用が6000万である。ところが有効活用できないかと言う意見が安倍サイドから出てきた。雑巾やらカイワレ大根の苗床などの活用案が出てきた。こういう事を恥の上塗りと呼ぶのだ。
国会の場でも議論されていた。提案型野党を自称する維新の会はマスク5枚で産着1着作れるとサンプルまで見せて自慢していた。戦時中の物資がない時に座布団で防空頭巾を作ったのとはわけが違う。提案型とはこの程度か・・・。失点は最小限に抑えるのが国民への義務ではないのか。側面から政権を擁護している。
再配布の希望を募ったところ2億8000万枚の申請があり厚生省は調整に追われている。このコロナ対策で猫の手やムカデの足も借りたい時に職員は泣きながら敗戦処理の仕事をしている。再配布にはまだ10億掛かると言う。それで不足している抗原検査キットどれだけ準備できるのだ。 
安倍総理に近い議員が「ただなので貰っておけ」と恫喝し自治体担当者もそれでは「・・・・枚くらい貰っておきましょうか」との軽いノリで引き受けたところも有ると言う。ところが当の安倍総理は恥じるどころか「もっと早くやってもらえると良かった」などと在庫一掃セールにご満悦である。
茨城県では6万枚の希望を出した。土浦市は公共施設でマスクを忘れた市民の為に配ると言う。そんなアホな市民が何千人もいるとは思えない。大半は備蓄目的である。「びーちく」と言う言葉は何となく胡散臭い。倉庫の場所が移動しただけでほとぼりが冷めたころに結局廃棄と言う事になるのではないか。その際移動費、保管費、廃棄費用がすべてかかることは言うまでもない。
安倍総理は稀にみるバカ殿である。
まだこうした発言が許される社会ではあるが。
ロシアンジョークがある
「フルシショフは馬鹿である」と発言した市民がKGBに検挙された。市民は係員に「罪状は侮辱罪か」と聞いた。職員は答える「いや、違う。国家機密漏洩罪である」