街角情報室 その5

札幌円山動物園に象が来ると新聞にあった。まず驚いたのは動物園に象がいないこともあるのだという事実。動物園に行けば「象」と「ライオン」と「キリン」はいるものと思っていた。V9時代の巨人のように王、長嶋、広岡は必ず試合に出ているものだ。王がいなくても巨人はそこそこ結果を残し、象がいなくても動物園の経営が成り立つ時代になったのだ。
象が来るのは11年ぶりで2007年に「花子」死んでから象はいなかったとある。
「あれっ!」と思う。
半世紀以上前に僕が最後に動物園に行ったときの象も「花子」だった。はっきり覚えている。
叔母がいる。名前を花子という。嫁いできたとき「象の花子さんと一緒だよ」と紹介されたからだ。という事は40数年花子は動物園で長生きしたという事である。乳幼児がいきなり高級な特別養護老人ホームで育てられるようなもので、象にとって生活が保障されない大自然で生きるのと年金生活がどちらが幸せだったかは分からない。
もう一つ「あれっ」と思う事があった。象が来たのはミャンマーである。インドではない。経済のパイプは安倍総理の金ばらまき外交の成果でインドとの方が太いはずだ。
インドにはもうインド象はいないのかもしれない。となるとミャンマーはちょっと悔しいのではないか。
ミャンマーからのプレゼントなのにインド象なのである。
南のJでlazy birdを演奏されたと時の気持ちを察するのである。