アホ馬鹿博覧会 ジャーナリストの部

安保3文書が閣議決定されてしまった。今後の日本の方向性を決める重大な方針である。
朝日新聞の官邸クラブ記者は、数時間後に岸田首相がどんな「閣議決定」を発表するか知っていた節がある。ツイッターで次の投稿を見つけた
投稿日時は2022年12月16日午後1時14分である。
『きょう11時半ごろ「あんぽ関連の報告」と言って総理面会に来た亀岡偉民衆院議員。きょう閣議決定される安保3文書の話かと、面会後の亀岡氏を記者団が出待ちしていると…
「あんぽ柿を贈呈してきた」。
安全保障でなく地元福島の柿を総理に贈呈したとのこと。記者たちも思わず笑ってしまいました。』
駄洒落は好きであるがこういう状況下でのこの投稿。全くいただけない。
朝日新聞の政治部記者はこの程度の感覚の人間なのか。
政府は敵基地攻撃能力を反撃能力と言い換え保有に踏み切った。反撃とは攻撃を受けた側が攻撃に転じる意味であるが、攻撃を受けていなくても相手が攻撃に着手した段階で攻撃することも想定している。大手新聞社でも表現が分かれた。僕が購読している道新は「敵基地攻撃能力」朝日もこの表現を取っていた。だが政府が決定してからの究極の後出しじゃんけん・・・ジャーナリストの矜持のかけらもない。読売、日経、産経など政府寄りの新聞は政府の言うまま「反撃能力」の用語を使っていた。ジャーナリズムの劣化は今に始まったことではないが権力に近い所の情報を誰が掴むかで序列を争うようになった。安倍総理の時代から顕著である。