5月12日より札幌は蔓延防止等特別措置法下に置かれた。ライブの無い日は店を休むことにした。酒を出さない8時までの営業許可は実質休業要請だ。ただ補償額を低額に抑えるための時短要請でしかない。僕の所のような超零細企業は進んで休ませてもらう。補償額の算定に曖昧な部分があって心配したが最低の補償額は出るので一安心した。願わくは吉野家のように書類だしたらすぐ給付してほしい。毎回一回で済んだことはない。前日まで若井俊也が居たので店を片付けに行った。近くのスーパーは外食の道を断たれた人々が食材を求めて押し寄せごった返していた。営業をしている飲食店は数店、2棟隣の大手居酒屋はその日もソーラン節を大音量でかけて営業している。ロングショットでカメラに収めようとテレビ局が来ていた。デレクターらしき人がカメラマンに「酔客らしき人物が出てきたときを狙え」と指示を出していた。そういえば先週はlazyにも見回り隊が来た。お客さんは居なかったが道に迷ったミュージシャンを保護していたのでその旨伝えた。浮気と一緒で何の現場を踏み込まれない限りどうとでもなる。それにしても感染者が増加すると飲食業の休業が指示されるが本当に効果あるのかと毎回思うのである。日本初の新型コロナウイルス陽性者実態調査があった。「どこで感染したと思いますか?」という質問に
「飲食店への出入りはなく、職場は全員マスクを着用していた。強いて言えば、通勤時の電車くらいしか思い当たらない」など「通勤」を指摘する者が8.2%に上った点であった。
付記
マンボウ先生で北杜夫を想い出せるのは六十代だ。リンボウ先生で林望とわかる人はあまりいないかもしれない。勿論マンボウのパロディである。25年ほど前「イギリスは美味しい」というエッセイをかいてそこそこ売れていた当時慶応大の先生であった。米木の家に泊めてもらった時このリンボウ先生の本が積んであった。「へぇ、こんなの読むんだ」と言ったら「さきく(米木の奥さん)の兄貴で新刊が出るたびに送ってくれるんだ。貰ってくれない」と言う事である時期までのリンボウ先生の本はほとんど持っている。
ウッ・・・リンボウ