石田純一がかつて「不倫は文化だ」と言って炎上した。石田はフランス映画を見すぎたのかもしれない。
僕は不倫には寛容である。ばれた時は当事者同士で上手く対処してください。はいおしまい・・・と言いたいところである。どこかかの芸能人が週刊誌にスクープされてハイエナ記者に食い物にされようが知ったことじゃない。だが国民民主党代表玉木雄一郎の場合見逃せない問題がいくつかある。スクープされた写真は総選挙の3日後の事である。勝って兜の緒を締めよ・・である。そんな時期にベルトを緩めてどうするんだ。フラッシュにすっぱ抜かれたのは首相指名選挙の当日である。流石にほっ被りしてやり過ごせないと見て早めの記者会見を開いた。だがここでも脇の甘さを露呈した。想定問答集を持参しこれもスクープされてしまった。もうアップアップですと自ら言っているに等しい。もしかしたら総理になるかもしれない人間である。修羅場で国民を導く役目がある。この程度の器の小さい人間には無理である。我々が実害を被っている可能性も指摘しておかなくてはならない。玉木の政治資金収支報告書が公開された。そこに高松市の密会していた高級ホテルに対する支払いが240万円ある。政治資金パーティーをやっていたのかもしれないが金額が多すぎる。密会に政党助成金が使われていた可能性がある。政党助成金は我々の血税である。ここは白黒はっきりさせてほしい。謝罪の弁を聴いていたが妻に全部話したというくだりはみっともなくて聞いていられない。この類の話はjazz界には良くある話でいちいち干していたら演者が居なくなるので一番緩い業界ではある。
付記
フランス語に「5時から7時の関係」という言葉がある。不倫を意味する。この言葉をタイトルに模した映画がある。フランス人人妻とアメリカ人青年の話しであるがアメリカ人青年が本気になって関係が壊れていく。この中でトリフォーの「突然炎のごとく」を見るシーンがある。この映画は象徴的に使われている。取りも直さず「三角関係」表現をした名作だからである。フランス文化は不倫には鷹揚である。ミッテラン大統領が記者会見で不倫関係を問いただされたことがある。「それがどうした」と答えて終わってしまった。そういえば先のG7の会議にフランスのマクロン大統領は「パートナー」と称する女性を同伴して来日し外務省を困らせたことを思い出した