今日の新聞の二面は自民党総裁選の記事で埋められていた。その中で「河野氏 脱原発『封印』解く?」と在った。二重の意味で失望するのである。河野太郎行政改革担当大臣は脱原発が持論である。原発そのものに対しては色々な意見があることは承知している。日本の総理になろうかと言う人が風向きによって持論を出したり引っ込めたりすることにガッカリするのである。
そしてこのマスコミの表記の仕方「・・・封印解く?」の「?」に無性に腹が立つのである。ひっこめたのだから事実である。自説を人気投票のために曲げるのか・・・と堂々論陣を張ってもらいたい。この「?」で決めつけない大人の所作を演出。或いは若者の『封印解くみたいな・・』限りなく語感を弱める表現にしているつもりであろうがどちらにせよ中途半端なモザイクが掛かっているエロビデオを見ているようで失望するのである。こんなエロビデオもうたくさんだ・・・。「No more ビデオ」
贅沢にも総裁選を前振りに使ってしまった。
最近予知能力があるのではと思ってしまう事が続いている。「太陽を盗んだ男」(ローリングストーンズの日本公演の話がモチーフで使われている)を見た日チャーリ・ワッツの訃報を目にした。昨日はゴダールの「勝手にしやがれ」を見た。今朝新聞を見るとジャン・ポール・ベルモンドの訃報が載っていた。
総裁選の記事の下は週刊現代とポストの広告になっている。60代後半の親父たちが購買層のこの週刊誌は「飲んだら危ない薬」とか「幸せな老後を迎えるために」とか政局の裏話が主力記事の大半だ。勿論綺麗なお姉さんのヌード写真もある。週刊ポストの方の特集は「銀座の女に会いに行く」と言う特集だ。そこで「おそめ」と「エスポワール」という名前を目にした。昭和に張り合った銀座の二大クラブの名前である。なぜそんなことを知っているかと言うと昨日購入した石井妙子著「おそめ」に書いてあった。石井妙子のノンフィクションは「女帝 小池百合子」「原節子の真実」二冊とも面白かったので買ってみた。まだ二、三十ページしか読んでいないが面白いエピソードを知った。「夜の蝶」という言葉がある。僕は藤圭子の演歌がすぐ思い浮かぶがその辺から発生した造語だと思っていた。ところが原作が有って小説のモデルがいるのであった。それが「おそめ」と「エスポワール」の名物ママなのである。
偶然とはいえ続くのでちょっと気持ち悪い。僕に予知能力があるとしたら自民党総裁はあの人である。
死んだら困るので吉永小百合の映画はしばらく見ないようにする。来週はLUNAも来る。こちらも死んだらちょっと困るのでCDは聴かないようにする。
付記
厳しい状況下でのLUNA3daysになる。今回もライブ持続化CDRを販売させてもらう。ご協力をお願いしたい。詳細は後日トピック欄に掲載する。