国民民主というスティクホルダー

店ではこちらから政治の話題を振ることはないが今回の選挙では3.4度話題になったことがあった。皆何らかの転換点になるのではと感じていたのかもしれない。結果は自公政権惨敗と言われている。確かに議席数は激減し二党では過半数には達していない。野党第一党の立民は躍進したが過半数には達せず野党連立の機運は全く感じられない。票の取り方がまずい。比例票が前回からほとんど伸びていないのである。自民批判票が少数野党に流れ維新、国民民主に流れ大躍進の形を取っている。これだけの裏金選挙であったが投票率は伸びず、その原因は自民支持者が今回はお灸を据えるために投票に行かなかったとの分析がある。選挙後の自民支持率がまだ40%あることからもそれが伺える。石破総理は政権を続投するという。その補完勢力に国民民主玉木代表に秋波を送っているようだ。玉木代表は連立入りは否定しているものの政策については是々非々で対応すると公言している。だが総理指名選挙では最後まで玉木雄一郎と書くと言っている。これはポーカーをやるときに自分のカードを見せる行為に等しく瀕死の病人に利することになる。国民民主も内閣不信任案に賛成しての衆院解散である。石破政権の延命に手を貸すのは国民に対する背信行為と考える。こういう情勢を想像していたかのように選挙前から企業献金禁止などには言及していない。手取りを増やす・・・。具体的で説得力のあるキャッチフレーズの様であるが税と社会保障を根本的に見直さない限り次の103万の壁が来るだけではないのか