認諾

森友公文書改竄訴訟が突然終わってしまった。パーカーのサボイレーベルコンプリート盤のようである。裁判に関しては別テイクはない。認諾と言うのは国が全面的に訴訟内容を認めたと言う事になる。賠償金1億円が払われることになる。赤木さんの奥さんもこの金額は高いと思ったという。高く設定するのは安易に裁判を終わらせないための手段と聞く。だが国は一億円払っても終わらせたかった理由があったとみる。ここで何となく国と言う用語を使ってしまうがこの場合の国は政府をさす。だが本来の国は政府と国民の総体のはずである。よってこの認諾という落としどころは次の様に言い換えることができる。
「政府は国民が真相を知りたいと思っているにも関わらず、ある一部の人物を守るために賠償金一億と言う税金を払って闇にほおむった」と言う事である。
バルブを閉め忘れた現場の公務員が300万を自腹弁済させられたという記事があった。
ならば公文書改ざんを命令した公務員にも、1億1千万の自腹弁済を請求すべきではないか。
佐川元国税庁長官の訴訟は続くと言うがこれも認諾と言うカットアウトで終わる可能性が有る。麻生財務大臣、安倍元総理の高笑いが聞こえる。
この9年間、自民党政権とそれに隷属する官僚は制度に精通すると言う行為を各種法令を自民党政権の利益のために最大限「悪用」するテクニックに習熟することにすり替えてしまった。
腐りきっている。
唐突に臼庭が吹く「ウンチ クソミソ」(アンチカリプソ)を想い出した