防衛産業強化法案がヒッソリと衆議院を通過してしまった。反対したのは共産党と令和だけである。そしてこのことは殆どマスコミでは取り上げられていない。衰退した防衛産業を補助金、国営化も視野に入れてテコ入れするというものである。三菱重工を筆頭に重厚長大産業は不振である。産業構造の変化に対応しきれなかった事による。三菱重工は原発に失敗し、旅客機に失敗し、ロケットに失敗した。防衛品も顧客は防衛相だけで安倍総理がトランプに約束したアメリカ製武器の爆買いによるしわ寄せが諸に来ている。政府はお友達として救済策を考えた。防衛3文書改定で防衛装備品の移転を可能とした。政府主導で新興国援助のODAにこっそり麻薬の密輸の様に潜り込ませることもできる。戦場で試されたことのない兵器など誰も買わないはずであるから政府が営業に出ると言う事でもある。その間に武器の精度を上げてね・・・と言う思いも入っている。ところがそこに邪魔ものがいる。軍事研究に反対する日本学術会議である。政府が執拗に人事に介入しようとする意図はここにある。原発政策も主力産業の衰退も経産省の産業政策の誤りによるところが多い。世界の先端産業であるバイオ、通信、半導体、再エネ、電気自動車及び自動運転のどの分野においても日本は半周遅れである。若い優秀な人材は海外に流れてしまう。国内に残るのは縁故資本主義にしがみつく糞爺だけになる。