維新の強み

注目の選挙区、大阪では市長選、府知事選とも維新の圧勝であった。おまけに奈良知事選も勝利した。この選挙区は時の人、高市早苗大臣が県連会長を務めていたが調整不足で二人の自民党議員を立候補させてしまった事にもよるのだが大阪以外では初めての知事ではある。関西圏では市議、県議でも大幅に議席を伸ばしている。僕が住んでいる札幌市東区でも初めて維新の市会議員が当選した。6票差の薄氷を踏む当選である。何故こんなに強いか・・・・。一つにはマスコミとの結託である。吉村知事は関西キー局のテレビにはほぼ毎日のように出演している。コロナ禍での死亡者数が一番多いのが大阪府である。その弁明やらイソジンやら雨合羽の失政の弁明の機会もテレビでたっぷり与えられている。すると大阪の叔母ちゃん達は「まあ、頑張っとるんやないの」と言う事になってしまう。三重県の様に関西のテレビが放映されない所では維新は3連敗である。スローガンがシンプルである。身を切る改革・・・自らの退職金もカットした。これは事実である。だが裏で日々の給与計算を変更し生涯手取り金額はむしろ増額させている。勿論こんなことはおくびにも出さない。大阪は市長も知事も維新で市議、府議も維新が多数党である。選挙が終わってまだ2日しか経っていないのに「これで面倒な議会工作はしなくて済む」等と横山新市長は発言している。民主主義を守ろうという気は毛頭ない。維新は自民党より改憲に積極的である。憲法審議会の運営を巡って立憲民主の小西議員が委員を「サル」呼ばわりして泉代表によってメンバーから外された。要求したのは維新の馬場代表である。拙速に緊急事態条項を盛り込もとしている。危険な兆候である。それも野党第一党である立憲民主の泉健太代表が北海道知事選の様に何ら対立軸を提示できないで選挙への関心を薄めさせ自民党を生き長らえせてしまった罪は重い。統一教会問題はどこへ行った。そこらじゅうでゾンビが息を吹き返している。ゾンビがくるりと輪を描いたとはこの事だ