中居正広とトランプ

中居正広のスキャンダルに関わっているうちに世の中大きく変わりつつある。阪神淡路大震災から30年を迎えトランプが大統領に就任し通常国会が始まり日銀は政策金利を0.5%に引き上げるとした。通常国会が始まった1月24日大手新聞の一面は中居正広芸能界引退の記事であった。これは流石にまずい。中居正広のフアンクラブ会報なら問題はないが大手新聞が劣化している証拠でもある。
井上陽水「傘がない」
都会では自殺する人が増えている。・・・・だけど問題は今日の雨、傘がない
僕は中居正広個人のスキャンダルには興味はないが隠されている部分に興味が有るので追っかけていた。だが国会初日は石破総理の所信表明演説が有るので面白くはないが聞いていた。自分の生活に関係が有るからだ。キャベツが高いのもインバウンドで一部の業界が儲かるのも給料が上がらないのもここでこっそり決められている政策に関係しているからだ。この日の政策金利利上げもトランプが出すであろう経済政策に先手を打つ形で発表されている。トランプの就任式は華やかであった。今まで爺臭いバイデンを見て来ていたから余計元気さが目立つ。トランプもに二期目である。野に下っている時安倍総理と同様権力の掌握の仕方を学んできている。侮ってはいけない。米マスコミの対応も以前とは明らかに違う。就任式のひな壇にはイーロン・マスク他IT企業の大金持ちが肩を並べている。トランプの閣僚に採用する大事な基準は「忠誠心」だと宣言している。最早民主主義と呼べるものではない。日本で言えば豊臣秀吉、織田信長の世界である。
「殿、中国からの輸入が増えていますが如何様に計らいまいょうか」
「関税を上げい」
「はは。仰せの通りに」
関税を上げると国内の物価が上がる。それを輸入する日本の物価も上がる。可処分所得が減る。ライブハウスに行く回数が減る。マスターの機嫌が悪くなる。演奏後の酒の振る舞いが渋くなる。風が吹けば桶屋が儲かるという落語は庶民の循環コードの理解の仕方である。ミュージシャンはビートでもコードでも「大きく捉えよ」という話はよくする。だが世の中の事を大きくとらえることはしない人間が多すぎる。