石破総理が首脳会談を終えて帰国した。国会会期中の厳しい日程の中での強行軍である。イントロで曲の雰囲気が予想できるようにこの日程の意味合いが想像できる。「私貴方についていきます」と言う事である。以前石破総理は日米地位協定にも言及していた。ところが刀を完全に収めてしまった。国内での支持基盤が脆弱なので米国に後押ししてもらう安倍、岸田のコピーバンドになってしまった。どうせ人気のない内閣である。ここで米国追随の外交方針を転換させ名を遺すチャンスでもあったのである。会談は和やかな雰囲気で進んだと大手メディアは報じている。石破総理はトランプ大統領に歯が浮くような御世辞を連発している。それに対しトランプは安倍元総理の名前を出すなど石破総理とは距離を感じさせる言動が目立った。と言うより完全に見下している。お土産は金の兜であった。選挙に勝利して慢心しているトランプに「勝って兜の緒を締めよ」というメッセージが込められているとしたら面白いのであるがそこまでのユーモアセンスは無いと思う。兜の下には151兆円の米国への直接投資という本当のお土産が隠されていた。貿易赤字の解消ためアメリカ製品をもっと買え・・・という。改善されなければ関税を上げるのかという質問にはっきりと「yes」と答える。それに対し日本も対抗し関税を上げるのかのか・・・との質問に石破総理は「仮定の質問にはお答えできない・・・というのが国会での答弁だ」と答え笑を誘ったが国会を軽視してる。今回は軍事費増強依頼の直接的な話は出てこなかったが安心はできない。NATO諸国にはGDP5%迄拠出の要求を出し始めている。軍事費は目に見えるミサイルや戦闘機だけではない。宇宙で敵基地監視衛星軍保有で日米一体化が進んでいるのだ。