5月3日憲法記念日である。札幌はまずまずの天候であるが日本には改憲の暗雲が立ち込めている。読売、毎日の世論調査では統計の取り方に問題が有るとしても改憲が護憲より勝っている。数日前昭和100年の記念式典が有った。高市総理の式辞は終戦、戦後復興、経済成長の話でジャズの楽曲で言えばAABA32小節のスタンダードであったが重要な戦争と戦争に至る過程のバースの部分が省略されていた。その話を温厚な表情で聴いている天皇陛下が居た。天皇陛下の発言機会はなかった。政府の意向らしい。天皇陛下の式辞には先の戦争の反省と戦没者への鎮魂の意が込められたはずである。それが改憲の流れに掉さす事になると言う懸念から省略されと考える。会場の中央に鎮座する天皇ご夫妻が縫いぐるみと感じられる悪意の演出になっていた。現在戦後最大と言っても良い経済危機である。政府のすべきことは国民の生活を守ることが最優先課題である。それがどさくさに紛れて改憲、皇室典範改正、スパイ防止法案等々一気に戦前に戻す機運が高められている。ハンナ・アーレントは戦争とは国同士の憲法の戦いである。・・・と定義した。アフガニスタンで医療、開拓の仕事に従事した中村哲氏は物資の輸送車両に日本国旗をつけることで戦禍を免れたのは憲法9条のおかげと発言している。ゼレンスキーが日本に来た際欧州各国で依頼していた武器援助の話を封印した。武器輸出三原則を底辺で支える憲法第九条があることを知っていたからだ。
