東京15区の補選はひっくり返したおもちゃ箱の様相を呈した。当初小池都知事が自ら出馬する可能性があった。だが学歴詐称問題が再燃し元側近の内部告発がとどめを刺す形になった。乙武洋匡を擁立を決めた時点でこの情報が耳に入っていたと考える方が自然である。小池都知事はこの場は候補さえ擁立できない自民党に乙武に相乗りさせる形で体裁を整えさせ恩を売る予定であった。小池は自分の力を過信していた。まだ可能性が残る国会閉幕後の解散に借りを返させる予定であったが自らの学歴問題、乙武の不倫問題で全く支持率が上がらなかった。下馬評では立民の酒井菜摘が優勢との事であった。応援演説でも共産党の小池書記長と立民の野田元総理が並ぶ絵柄には安心感が有った。連合の芳野友子会長が野党共闘という愛を育むロミオとジュリエットの間を割く行為をしなかったのが功をそうした。自民支持者の3割の票も獲得した。2位は意外や意外無所属の須藤元気であった。元立民参議院議員であったが消費税等の政策で党と折り合わず離党した。最後に応援に入った令和の山本太郎の援護もあってか浮動票を獲得しての2位であった。組織力がなくとも地味に商店街を自転車で回れば一定の成果が出るものだ。百田尚樹率いる日本保守党は初陣としてはまずまずの成果と考える。ネットではすごい勢いであった。最終日の動員力、百田尚樹の演説を聞いていると当選を確信しているかの錯覚に陥る。ネットの影響力を考えざるを得ない場面であった。この選挙では数々の選挙妨害が有った。つばさの党、根本良輔なる候補がいた。はっきり言って半ぐれ以下である。法の目をくぐるような妨害をするが言論の自由に抵触するかなど微妙な問題を提起しているのである。良い子は真似をいないでほしいと思うのであるが炎上すればするほどYoutubeの再生回数が上がり広告収入が没収される供託金を上回ることが有るのである。そしてこの党びっくりするほどのカンパを集めており次回の都知事選にも出馬を表明している。嫌がらせが商売になると考えているのかもしれない。3補選結果は立民の3連勝となった。だがすっきりしない。立民が勝ったのではない。自民が勝手に転んだのだ。裏金問題もいつ始まり誰がどこにいくら使ったのかは全く解明されないまま一部の議員に処分が下された。立民もこの問題に蓋をする行為を認めている節がある。勝ってブラジャーのフックを止めろ・・・である。政権を奪取できるチャンスはある。今日から野党が合意できる政策協定を詰めてもらいたい。