As time goes by日記 8月6日 産学連携

新聞にNTTドコモと藤女子大が女性のキャリア形成の分野を中心に産学包括連携協定を結んだとあった。この手の記事を目にすると「あ~ああ」と思うのである。また企業の延縄が大学に伸びてきている。大学が生き残りをかけて企業向きな学生を製造する工場になり下がりつつある。北大も独立行政法人になってからキャンパスに企業の施設を見かけるようになった。立消えになったが広い敷地を利用してファイターズの球場を誘致する話も有った。国からの補助金も文系は獲得しずらくなっておりそれを上手く引っ張ってくる教授に人気が集まる。大学院試験も難しくなると言うよりは手続きが煩雑になったとの印象がある。学部生は長ければ2年間就活に費やす。公務員志望の学生の中には在学中から専門学校に通って試験対策をする子もいる。いったいいつ本分の勉強をするのだ。昔は良かったというつもりはないが50年以上前の話になるがある教授の「君らは企業に入ればその組織にとって有用になるように求められる。大学時代位存分に無駄なことしてください」という言葉を今でも覚えている。無駄な事とはマージャン、パチンコの事ではないので念のため・・・。就活も2,3週間で終わった記憶がある。最後の大学紛争の残り火がある時期であったがサブカルチュァー的には実り多い時代でもあった。村上春樹、村上龍を輩出しジャズ界隈では山下洋輔トリオなど自分の言語で表現するグループも現れた。若者には時間と金を与えて好きなことをさせるのが一番面白いものが出てくるのは今も昔も変わりはない。今の学生は金がない。複数のバイトを掛け持ちしながらやりくりしてる。見ていて気の毒になる。まず学費が高い。そしてこの物価高である。親の仕送りだけではままならない。
将来に関し親の意見も考慮しなければならない精神が生まれる。それが良い大学、良い会社という
ヒエラルキーに従順に対応するボーダーコリーを産むことになっているのではないのか。それでは必ず学力、知力、そして国力も落ちる。