フランスのエヴィアンで主要国首脳会議が開催された。だがこの会合の目的が米国を引き留めることが主眼の会合に変質している。内容的にはG6+1あるが踏み込んでいえばG5+1+グリコのオマケである。そう思わせる情景がいくつかあった。各国首脳が席につく前談笑しているが高市総理は蚊帳の外である。英語が堪能ではない石破総理の時も同じような雰囲気であったが少なくとも媚びず堂々とはしていた。高市総理は会話に参加している振りをしてしまう。動画では一言も発していないのが分かるが政府広報の切り取り画像では何人かで談笑しているかのように印象操作されている。総裁選、衆院選の時と同じ手法である。首脳会議の場は外交の場である。空いている時間は友好的に使わなければならない。各国首脳は積極的に動く。誰からも話しかけられないし話もしない高市総理は手持無沙汰に椅子を揺らして時間を潰している。置き屋の芸者がお茶を挽いているのに等しい。英語ができないだけではなく中身をもう見透かされている事の帰結である。同じ女性のイタリア、メローニ首相は思想的には何ら共鳴するところはないが華が有り場を和ませる外交能力はある。スピーチでもトランプを持ち上げているようで内実凄い皮肉を込めていた。この会合のハイライトはイランとの停戦合意文章にトランプがサインするシーンである。場所はベルサイユ宮殿。普仏戦争、第二次世界大戦の調印をした場所でもある。マクロン仏大統領は歴史上残る画像を取る目的でこの場所を選んでいる。サインを終えたトランプに「good job」と誉めそやしている。世界の力関係が変わっていることを目の当たりにした感がある。記者会見で日本の記者が質問する機会を得た。
「どこから来た」
「日本」
「日本の総理は私の大フアンだ」
名前をまだ覚えていない。完全に見下している。高市総理にも何のシンパシーも感じないが同じ日本人として情けない。
マリー・ローランサンの鎮静剤からの一節を一部改竄、切り取り高市総理に捧ぐ
愛されない女より不幸なものは忘れられた女である。
余談
先日学生ライブの打上で学祭の打上の話になった。普段は顔を見せない女子部員が打上に来たらしい。過去にいくつか問題を起こした様に聴いている。打上の写真を見せられた。談笑している部員の肩越しに一人で恨めしそうにこちらを見ているその子の顔があった。
高市総理の印象と重なるものがあった。
