簗農水相問題のA面

臨時国会が召集されている。衆議院予算委員会での質疑は簗農水大臣の恫喝問題に集中している。ここでの高市総理の答弁に微妙な変化がみられる。予算配分に関し国交省に働きかけがあった証拠はないが予算の差配に影響力があったかのように振舞ったのは「ダサい」と発言した。「ダサい」という表現が国会の場に相応しかどうかはさし置くととしてこれが「言語道断である」等と表現すれば一気に辞職問題に発展し自分の任命責任まで飛び火する。辞任させることはもう決めてあると推測する。問題はこの切り札をいつ使うかと言う事である。現在の日本は経済的にも最低の状態にある。円安、長期金利の上昇、物価高に庶民は苦しんでいる。議論がこちらの本質的な方向に修正されないようにスキャンダルとして簗農水相問題を飴として使い一番の高値で売り抜けようとしてる相場師を思い起こさせる。もともと利益誘導政治は自民党の本質であり減額要求は珍しいが今までも当然あったはずである。全国に議員の名前がついた道路や橋あるいはJR駅が点在している。この利権政治を選挙制度に立ち返って学術的、ジャーナリズムの視点から議論することも重要であるが政局によって日本が直面している問題が蔑ろにされることに注意を払わなくてはならないと考えている。簗問題は所詮B面である。松田聖子の「SWEET MEMORIES」がB面からA面に出世したことに似ている。